野口さん、福士さんらと交流 金沢駅でセレモニー
第10回金沢マラソンの出場受け付けが始まった25日、金沢駅もてなしドーム地下広場ではオープニングセレモニーや歓迎イベント「もてなしメッセ」が行われ、ランナーがメダリストやアイドルとの交流、体験ブースなどを楽しみ、27日の号砲を心待ちにした。 【写真】出場受け付けに訪れたランナー=金沢市の石川県立音楽堂交流ホール セレモニーには、大会特別ゲストでアテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさん、世界陸上モスクワ大会女子マラソン銅メダリストの福士加代子さん、ほくりくアイドル部キャプテンの松井祐香里さんらが出席した。金沢マラソン組織委員会長の村山卓市長は「能登を応援する気持ちを波及させたい」とあいさつした。 金沢マラソンに出場するほくりくアイドル部副キャプテンの有松来未さんも加わり、野口さんらと一緒にランナーと交流した。 セレモニーに先立ち、村山市長から野口さんに市スポーツ大使委嘱状が交付され、金沢サクソフォンカルテットが演奏を披露した。 ●浜辺さん、松井さんメッセージ動画公開 もてなしメッセでは協賛企業などの30ブースが並び、ランナーが関連グッズを求めたり、健康チェックをしたりした。公式サポーターを務める県出身の俳優浜辺美波さん、能美市出身の元米大リーガー松井秀喜さんらのメッセージ動画が公開され、野々市市の会社員小坂強さん(53)は「気持ちが高ぶった」と声を弾ませた。もてなしメッセと出場受け付けは26日まで。 ●リモート応援実施 NTTグループ NTTコミュニケーションズとNTTドコモは大会当日、人工知能(AI)を活用した「リモート応援」を実施する。専用ダイヤルで音声登録したメッセージが、37キロ付近のNTTドコモ北陸支社前に設置する大型モニターに表示される。 メッセージはランナー向けと能登復興向けの2種類を受け付け、大会終了まで登録できる。登録は専用ダイヤル=050(1722)5330=まで。