「離婚後夜」劇中と打って変わって仲良し!? 久保田紗友&長谷川慎インタビュー
――ご自身が演じた役についての印象を教えてください。 久保田 「香帆は家庭的でおしとやかで品がある理想の女性像のようなものを感じて、一歩間違えた解釈で演じてしまったら見てくださる方たちが共感できないキャラクターになってしまうと思い、バランスを意識しながら演じました。私自身は香帆と真逆の性格ですが、自己肯定感が低くて遠慮してしまう部分はそういう過去が自分にもあり共感ができて、すぐに香帆をなじませることができた気がします」 長谷川 「僕は感情的になって怒るタイプではないので、真也を演じる時に正直戸惑いました。でも、世間がイメージしているモラハラ像に縛られることなく、どこかピュアな要素や香帆のことを大好きだという気持ちもしっかり入れたいと考えて。分かりやすいモラハラにしない方が、作品に厚みが出るから面白いのではと考え、あえて世間一般のモラハラ像を入れずにやろうと思って役作りをしました。でも、僕だけの力じゃなかなか作り上げられないなと思ったので、監督に『ここのセリフはこう言ったほうがいいですか』と相談をしたり、日常生活の中で感じた気持ちを出した方がいいかなと考えたりしながら…。最後は、主演の佐野さんや久保田さんと顔を合わせ湧き上がってくる感情も大切にして、繊細に作り上げていきました」
――お互いの印象を教えてください。 久保田 「長谷川さんはアーティストをやられているということもあり普段からクールな印象で、最初は少し話し掛けづらいと思っていました。でも、お会いしてみると全くそんなことはなく、すぐに打ち解けられました」 長谷川 「僕は香帆がいないシーンから撮り始めたのですが、最初はポスタービジュアルのイメージでおとなしい方なのかなと思っていました。でも、初めてお会いした時から元気はつらつですぐに打ち解けられそうだと感じていたら、いろいろな共通点があってすぐ“マイメン”になりました」