MADE IN FRANCEの羽毛にこだわった「PYRENEX(ピレネックス)」のダウンジャケット
ここからは実際に現在リリースされているPYRENEXのアイテムを見ていこう。 5代目へと引き継がれたPYRENEX社は、よりファッションシーンを意識した製品を作り出している。自社の工場内にあるラボを使用し、MADE IN FRANCEにこだわって使い続けている羽毛は、保温性に優れた700~850フィルパワー[1]のハイスペックなものになっている。
「まずPYRENEXのアイコニックなアイテムを紹介させていただくと『SPOUTNIC MINI RIP STOP2(スプートニック ミニ リップストップ2)』になります。
実用的で汎用性が高いタイムレスなダウンジャケットで、表地には軽量ながらも耐久性にも優れるポリエステル製ミニリップストップを採用しています。カラーバリエーションも豊富で7色展開されています。フランス本国でも長年にわたりベストセラーのモデルとなっています」
フライトジャケットをモチーフにミニマルなデザインの「SOULOM(スロム)」
続いては日本企画のアイテムを紹介してもらおう。2016年に株式会社グリフィンインターナショナルが日本代理店になってすぐの頃から、日本のマーケットやトレンド、そしてサイズ感などを意識した日本企画のアイテムが存在するという。
「フライトジャケットをモチーフにした『SOULOM(スロム)』というミニマルなデザインのダウンジャケットです。
表地には高密度に織られたポリエステルギャバジンを使用していて、これは100%リサイクル素材になります。上品な艶感とドライなタッチが特徴です。 フロントジップは比翼仕立て、左右にはミリタリーテイストなフラップポケットを配置し、カジュアルながらも落ち着きのある印象に仕上げられています」
PYRENEXの最上位ダウン「SAINT-SEVER1859(サン・セヴェ1859)」シリーズ
さらにもう1アイテム「SAINT-SEVER1859(サン・セヴェ1859)」というプレミアムなシリーズを紹介してもらおう。
「PYRENEXの最上位シリーズとなるSAINT-SEVER1859は、自社のラボでの羽毛生産はもちろん、縫製までそのすべてがMADE IN FRANCEによるものです。使用している羽毛は『LEGEND1859(レジェンド1859)』というハイクラスなフレンチダックダウンで、高い防寒性を誇っています。
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