価格高騰・品不足…今、主食の「米」に異変が・原因は”暑さ”
私たちの食生活に欠かせない「お米」。価格高騰や、出荷される量が減るなど、今、影響が出始めています。原因は“暑さ”です。 宮﨑玲衣アナウンサー: 「静岡市内のスーパーマーケットです。こちら、ずらーーとお米が並んでいるんですが、このように売り切れているものもあります。」 私たちの主食 「お米」に今、異変が・・・。 田子重西中原店 増田克己店長: 「6月1日から一切(米の)特売はやっていない」 静岡市内のこちらのスーパーでは、「米」に関して一部商品の値上げを行ったほか、店の売上げにも大きく影響を与える「特売」を中止するという苦渋の決断をしました。 田子重西中原店 増田克己店長 「去年の猛暑でお米が生育不良で、実際に取れた大きさより小さいということで、たくさんの量が確保できなかった」 背景にあるのは、去年の“記録的猛暑”。 新潟など、米の主要産地で、生育不良により割れてしまう米や、高温障害で白く濁った米が多くなったことで、全体の供給量が少なくなっているといいます。 田子重西中原店 増田克己店長 「今後本当にお米を確保するのが大変ということになれば、個数制限も仕方がないと思う」
米こめ倶楽部
米こめ倶楽部 オーナー加藤 進社長 「たぶん9月ぐらいからは申し訳ないが、少し値上げを考えないと成り立たなくなる」 静岡市葵区で精米や弁当などを販売するこちらのお店。 やはり、価格上昇に頭を悩ませていました。 米こめ倶楽部 オーナー加藤 さん 「今使っているもの(米)もいつまで使えるかわからない。(今後)値上がりの仕方が微妙とかじゃなくて1割2割の感じで上がってくるのでは、と言われているので、実際のところ心配はしている。特に新米が出た時にどうなってしまうんだろうと・・・」 今は味と価格のバランスを考えて、宮城県産の「ひとめぼれ」を仕入れているといいますが、それもいつまで続けられるかわかりません。