第94回選抜高校野球 「選手に勇気」プラカード揮毫 埼玉・滑川総合高書道部 /山梨
◇「書の甲子園」準V 「書の甲子園」の愛称で知られる「第30回国際高校生選抜書展」(毎日新聞社、毎日書道会主催)で、全国準優勝と北関東地区優勝した滑川総合高校(埼玉県滑川町)の書道部員が、3月18日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する第94回選抜高校野球大会の開会式で使われるプラカードの校名を揮毫(きごう)した。部員が「心を込めて筆を握り、参加選手の活躍を祈った」というプラカードは開会式の入場行進で掲げられ、各校を先導する。 担当したのは山梨学院、浦和学院(埼玉)、明秀日立(茨城)の3校。選抜高校野球大会では、第80回記念大会(2008年)から書の甲子園の地区優勝校にプラカード用の参加校名の揮毫を依頼してきた。 筆を握ったのはいずれも1年生。2月上旬から取り組み、10日間ほどで仕上げた。山梨学院を担当した小林万莉埜(まりや)さん(16)は「憧れだった甲子園のプラカードの校名を書くことができて喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。選手の方々に勇気を伝えたい」と話している。【仲村隆】