「ステージが変わっても、やるべきことは変わらない」GG賞5度目の菅野智之 メジャー挑戦へ「投球以外も評価していただけるように頑張ります」
◇プロ野球 第53回三井ゴールデン・グラブ賞 表彰式(28日、都内) プロ野球で守備の名手たちに贈られる「三井ゴールデン・グラブ賞」。セ・リーグのピッチャー部門では、巨人の菅野智之投手が4年ぶり5度目の受賞を果たしました。 最優秀バッテリー賞を受賞した巨人の菅野智之投手と小林誠司選手 昨シーズンは自己最少の4勝に終わった菅野投手ですが、今シーズンは復活を遂げた1年に。18年以来となるシーズン15勝をあげると、防御率1.67はキャリアハイの17年(1.59)に次ぐ自身2番目の好成績。巨人を4年ぶりのリーグ優勝に導く活躍で、セ・リーグMVP、ベストナイン、最多勝、最高勝率など数多くのタイトルを手にしました。 そこへ、さらにゴールデン・グラブ賞の受賞を積み重ねた菅野投手。「ここ数年思うような成績を残せてなかったので、相当な覚悟を持って臨んだシーズンでした」と1年間の戦いを振り返り、「9番目の野手ということで評価してもらえてうれしいです」と表彰について喜びの声をあらわにします。 シーズン後には海外FA権の行使を表明し、現在はメジャーリーグへの移籍を目指している菅野投手。「ステージは変わりますけど、やるべきことは変わらない。どこにいっても守備や投げる以外のところを評価していただけるように頑張ります」と、新たな挑戦へ向けて改めて決意を語りました。