2024年気になったお金のニュース 1位は食品・日用品の値上げ 2025年の物価高・為替はどうなる?【Nスタ解説】
女性(70代・都内在住) 「(PayPayは)使ったことはあるけど、普段から使ってない」 女性(20代・都内在住) 「全然わかんないです。まだ現金ばかりです。新しいことを導入するのはめんどくさい」 南波キャスター: 東京都のポイント還元キャンペーンは、12月24日の午後11時59分までです。対象の店舗で対象のQRコード決済をすると、最大で10%還元されます(上限3000円)。 このキャンペーンはすでに第1弾が3月に行われ、約1531万人が利用し、1週間前倒しで終了しています。予算は91億円、対象店舗数は約35万でした。 今回のキャンペーン第2弾も3日前倒しで終了予定ではありますが、予算は139億円、対象店舗数は約43万と、第1弾より増やして実施しています。 井上キャスター: こうしたQRコード決済や子育て支援策、高校の授業料無償化など、自治体が先行して取り組んで国を突き上げるような構図もいいのではと思います。「自治体のいいところを、国がどうできますか」という感じはしますが…。 中田敦彦さん: 確かに、このような細かいケアは自治体のレベルのほうが行き届くかもしれないですね。 ホランキャスター: 体力がない自治体のなかには、こういうことができないとなると「国にお願いします」という場所ももちろんありますよね。 井上キャスター: YouTubeでも中田さんが取り上げていましたが、国の意思決定についても、今までは与党が考えていました。しかし少数与党になってからは、野党と話し合いながら進めていかなければならなくなり、政治のあり方も2024年で大きく変わりつつあるのではとも思います。 中田敦彦さん: 国民の声がある程度届いていて、与党が国民のほうを向かざるを得ないのは、いい状況ではあると思います。 ■「物価高」と「為替」、2025年はどうなる? 南波キャスター: 2024年は物価高が非常に苦しかったと思いますが、2025年はどうなるのでしょうか。みずほリサーチ&テクノロジーズの酒井さんは、物価高に関しては「物価上昇率は2024年よりも緩やかだろう」としています。 しかし食料品などの生活必需品については、人手不足などもあるので、高止まりした状態が続くのではないかともみています。 また、為替は現在157円前後で推移していますが、「2025年は緩やかな円高になり140円台で推移するのでは」とのことです。 一方、日銀も利上げがあると思いますが、アメリカも利下げがあるので、専門家は「日米の金利差が埋まるわけではない」ともみている状況です。