2024年気になったお金のニュース 1位は食品・日用品の値上げ 2025年の物価高・為替はどうなる?【Nスタ解説】
ホランキャスター: 外から日本を見て「日本はもっとこうだったらいいのにな、ここを変えたら大きく成長しそうなのに」と感じる部分はありますか? 中田敦彦さん: 今も問題になっている「103万円の壁」についても、大幅な減税をして、これからよくなるという皆さんの期待感にまでつながるといいのではないかと思います。 ■政府の物価高対策「定額減税」 その効果について専門家は… 南波キャスター: まさに物価高対策という部分では、先ほどのランキングの10位に入り、6月にもかなり注目された「定額減税」があります。これは所得税3万円と住民税1万円を合わせ、年間1人4万円減税というものでした。 納税者(給与収入2000万円以下)とその扶養家族が対象で、岸田前総理も「経済の好循環や物価高騰に負けない所得を実感していただく」と話し、この政策を行いました。 一方で、みずほリサーチ&テクノロジーズの酒井才介チーフ日本経済エコノミストは「定額減税の効果は多少あったが、物価高が続くなか節約志向になっているので、お金が十分に消費にまわったわけではないのでは」と分析しています。 ■「QRコード決済で10%還元」 東京都の物価高対策は前倒しで終了 南波キャスター: さらに、物価高対策として、東京都は「もっと!暮らしを応援TOKYO元気キャンペーン」を行っています。 これは「PayPay」を含む4つのQRコード決済により、最大で実質1万2000円分がポイント還元されるというものです。ポイントをもらうために、街のみなさんはどのようなものにお金を使ったのでしょうか。 男性(30代) 「まあ、お弁当とかですかね。すごく高いものは買わなかった」 男性(20代) 「(QRコード決済を)使っています。今からちょっとランチしてくるので、ポイント還元されるようなお店を探して食べてこようと思います」 また、東京都のキャンペーンに加えてポイントが増額する特典も利用し、約1000ポイントをゲットしたという人もいました。 これに対し、QRコード決済に消極的な人も…