製造業PMI12月は49.5に上昇、サービス業は2カ月連続50上回る=auじぶん銀
Kentaro Sugiyama [東京 16日 ロイター] - auじぶん銀行が16日発表した12月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.5となった。前月の49.0(確定値)から上昇したものの、好不況の分かれ目となる50は6カ月連続で下回った。サービス業PMIは51.4と、前月の50.5(確定値)から上昇するとともに2カ月連続で50を上回った。 製造業PMIの上昇は4カ月ぶり。新規受注が48.0から47.7へわずかに低下した一方、生産が前月の49.2から49.4へ、雇用が49.3から52.1へそれぞれ上昇した。 サービス業では新規事業が52.8と、前月の51.1から加速。継続中の業務を処理して受注残の増加を抑えるため追加要員を雇用する動きもみられた。 S&Pグローバルのエコノミストは、為替の円安によって海外からの原材料調達コストが上昇し、販売価格のインフレ率の上昇ペースも前月から加速したと指摘。事業活動における高インフレの影響を挙げる企業や、人手不足の懸念を指摘する企業がみられたという。