桑木志帆が今季13個目のイーグルで単独首位発進「出来過ぎで怖い。ボギーやダボを打たないように」/国内女子ゴルフ
ツアー選手権リコー杯第1日(21日・宮崎県宮崎CC=6497ヤード、パー72)今季2勝の桑木志帆(21)=大和ハウス工業=が1イーグル、4バーディー、ボギーなしの6アンダー、66で回って単独首位発進。国内メジャー初制覇に向け、絶好のスタートを切った。1打差の2位に竹田麗央(21)=ヤマエグループHD、原英莉花(25)=NIPPON EXPRESS HD。さらに1打差の4位に山下美夢有(23)=加賀電子、鈴木愛(30)=セールスフォース=がつけた。 攻撃的なスタイルを貫く21歳が輝きを放った。単独首位で出た桑木は「全部がよかった。いい感じだった」とうなずいた。ドライビングディスタンスとフェアウエーキープ率の順位を合算した「トータルドライビング」は今季1位。〝飛んで曲がらない〟ショットが武器だ。11番(パー5)は残り226ヤードからの第2打をピン奥5メートルに2オンし、これを沈めてイーグル。13番(パー5)はピンそば2・5メートルに2オン。イーグルパットは外したが、楽々とバーディーを奪った。 今季初優勝から2勝を挙げた成長株。昨季からドライバーの平均飛距離が「20ヤードくらい伸びた」といい、「去年は無理だったところでも、今年は2オンできるようになった」。この日、今季のイーグル数を13個に伸ばし、川岸史果が昨季マークした12個を上回って単年シーズンでの最多記録を更新した。 過去2勝はいずれも首位発進からの優勝。国内メジャー初戴冠に向けて絶好の船出となったが、「出来過ぎで怖い。ボギーやダボを打たないようにしたい」。プレーとは裏腹に心配性な一面を持つ桑木が、ビッグタイトルを狙う。