マツダ製プレミアムSUV「マツダCX-60」欧州のライバルメーカーに挑む テストレポートを含む全情報!
しかし、テールゲートの裏側に隠れているものの方が、疑似エキゾーストパイプよりも重要だ。「CX-60」のトランクには570リットルの荷物が収容できる。リヤシートを倒せば(40:20:40の比率で)、最大1,726リットルまで積載可能となる。ちなみに、プラグインハイブリッド車のドライバーも収納スペースをあきらめる必要はない。17.8kWhのバッテリーは、車軸間の車体下部に搭載されているからだ。 サイズ一覧 ・全長: 4,745mm ・全幅: 1,890mm ・全高: 1,680mm ・ホイールベース: 2,870mm ・トランク容量: 570~1,726リットル
駆動方式:プラグインハイブリッド1基、ディーゼル2基
販売当初、「CX-60」はプラグインハイブリッドの「CX-60 e-SKYACTIV PHEV」のみが提供されていた。信じられないかもしれないが、2.5リッター直列4気筒エンジン(191馬力、261Nmの最大トルク)と129kW(175馬力)の電動モーターの組み合わせは、マツダ初のプラグインハイブリッドである。 システム出力は327馬力、500 Nmで、「CX-60」はマツダの量産モデルとしては最もパワフルな車だ。性能データについて話すなら、このSUVは0から100 km/hまで5.8秒で加速し、電子制御による最高速度は200km/hに制限されている。
最大254馬力の電動ディーゼルエンジン
さらに、2つの48ボルトマイルドハイブリッドe-SKYACTIV D 2.0リッター直列6気筒ディーゼルエンジンが大型SUVの駆動ラインナップを完成させる。顧客は2種類の出力レベルから選択できる。縦置き搭載のe-SKYACTIV Dの小出力バージョンは、最高出力200馬力、最大トルク450Nmを発生し、後輪に伝達される。 ディーゼルエンジン2のデータシートでは、254馬力と550Nmとなっている。このバージョンでは、全輪駆動が標準装備だ。いずれの場合も、48ボルトのM-Hybridブーストシステムが搭載されており、新型8速オートマチックトランスミッションの入力軸に作用する12.4kW(17馬力)の電動モーターが内燃エンジンをサポートする。