もういらない…。“構想外”=ほぼクビ状態の名手(7)復活したのに居場所なし…。バルサでも不遇だった技巧派MF
2024/25シーズンの欧州主要リーグの移籍市場が開いており、連日のように選手の移籍が決まっている。しかし、所属クラブで構想外になりながらも、まだ新天地が決まっていない選手も大勢いる。今回は、チームでの居場所を失い、今夏の放出が確実視されている選手を紹介する。成績や移籍金は『transfermarkt』を参照
MF:アルトゥール・メロ(元ブラジル代表) 生年月日:1996年8月12日 所属:ユベントス(イタリア) 23/24リーグ成績:33試合2得点4アシスト(フィオレンティーナ) アルトゥール・メロはユベントスからリバプールへとローン移籍した2022/23シーズンに公式戦1試合出場に留まったことで“終わった選手“と位置付けられていた。 再起を図った2023/24シーズンは同じセリエAのフィオレンティーナへとローン移籍。すると、前シーズンまで相次いで怪我をしていたのが嘘のようにフル稼働し、1シーズンでキャリア最多となるリーグ戦33試合に出場した。フィオレンティーナが保有していた買い取りオプションは行使されなかったが、復活を証明するには十分なシーズンだった。 晴れてユベントスへと戻ってきたアルトゥールだが、チアゴ・モッタ新体制では構想外となっており、再び今夏に新天地を探すことになるだろう。プレミアリーグやセリエAのクラブが獲得に関心を示しているそうだ。 アルトゥールのネックなポイントはスペ体質ということで、グレミオ時代から足首の負傷を繰り返している。これまでの経歴を踏まえると、フィオレンティーナでの稼働率の高さは出来過ぎとも言えるが、ヴィオラでのパフォーマンスはアルトゥール本人にとっても、彼をユベントスにとってもポジティブな内容だった。適切なオファーさえ届けば、すんなりと移籍が決まる可能性もあるだろう。
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