DAIGO姉、漫画家・影木栄貴。50歳の結婚は、出産・育児のない自由な生活が魅力だが、親の介護、お互いの健康が問題。それでも、結婚したことが一番の家族孝行に
◆家族孝行がバージョンアップ 結婚食事会のあいさつで、私は「これでみなさんの肩の荷が少しはおりたんじゃないかと思います。そしてこれからは二馬力になるので、みなさんをより支えられるんじゃないかと思います」と言いました。 その言葉どおり、結婚してからというもの、私が一人でいたときより家族を支えたり癒やしたりする能力が格段に上がりました! やっぱり単純に二馬力になるのは大きいです。 私が仕事しかできなくて、仕事以外の時間は倒れているという状態ですから、夫がフットワーク軽く手伝ってくれるのはありがたいですね。 夫は、私のことはもちろん、家族のマッサージもしてくれるし、率先して家の頼まれごともしてくれます。甥っ子姪っ子たちの相手もよくしてくれます。 実家で家族全員が集まって食事をするときに、夫が空いた皿を下げたり、姪っ子が散らかしたおもちゃを片付けてくれたりしていて、「すごくよく動くなあ」と私は感心して眺めていました(二馬力の片方動いてねえ)。 夫曰く、「えいこちゃんが先に死んだ場合にも仲良くしてもらいたいから、みんなの役に立ちたい」そうです。先を見据えていてえらい。実際、夫は既に家族みんなからの信頼を勝ち得ています。 そもそも、父に「栄子を託せて安心できた」と思わせることができたことが一番の親孝行だった気がする。 入籍する日の朝、花を持って私を迎えに来た夫は、父に「50年間、栄子さんを育ててくれてありがとうございました」とあいさつしたそうです。そしてその言葉を聞いた父は安心して肩の荷がおりたそうです。つか「50年間育ててくれて」ってギャグかな?と思ってしまいましたが(笑)。 とりあえず、私がいつまでも両親を心配させる存在だったとしたら、思いがけず親孝行ができたので、私自身も嬉しい限りです。まあ実際は、今現在も面倒をかけ続けているわけですが。 相手によるとは思いますけど、私は結婚したことが一番の家族孝行になったと思っています。家族の喜ぶ顔を見ると、私も嬉しくなる。人生の喜びがまた一つ増えたのは、それこそ結婚のおかげです。
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