真夏の眠りの質を高める寝具や香り。睡眠ケアアイテム8選【ウェルネス・ビューティジャーナル】
心身の疲れが溜まりやすい夏。気になる悩みをクリアにする対策法をプロに伺います。 今回は睡眠ケアについて。 【画像一覧を見る】
お休み前に取り入れることで 心地よい睡眠をサポート。 入浴剤&香りのアイテム4選。
暑い夏は、就寝時の温度コントロールが難しいもの。大人世代は更年期による寝汗で中途覚醒も多く、寝苦しくてよく眠れない、疲れが抜けない、冷房で冷えて体がだるいなどのトラブルも。 睡眠の質を上げることが目下のテーマ という赤松さんは、「すっと眠りに入れるよう、入浴剤や香りを活用したり、寝具やベッドまわりの環境を整えることが大事」と話します。 「精油の香りは直接大脳へ作用するのでアロマスプレーはおすすめ。寝室に香らせて眠るとあっという間に寝かされて気づくと朝に」(赤松さん) 「アロマティックな香りの入浴剤も心が落ち着きます。睡眠前に、鼻の延長線上の生え際の少し上にある『神庭 (しんてい)』というツボを、10秒長押しで3セット行うと効果的。アイテムのみならず、こうしたメソッドも取り入れるといいでしょう」(奈部川さん)
睡眠の質を高める寝具やインナーケアで 心身の疲れをリセット。
寝具選びのポイントは? 「頭の熱を逃してくれる枕がおすすめ。 脳には体の30%の血液が集まっているとも言われています。頭部にこもっている熱を冷ますと驚くほどよく眠れて睡眠の質が高まります。パジャマ選びも大事。 オーガニックコットンなど肌触りがよく 寝返りがラクなものを」(赤松さん) 奈部川さんは目の疲れのケアを兼ねてアイマスクを愛用。「光を遮断することで、深い睡眠が得られる効果も期待できると思います」(奈部川さん) インナーケアとして赤松さんが注目するのはNMN。「NMNは健康や若さを維持するとして話題の成分。疲れにくくなる、ぐっすり眠れる、ホルモンバランスが整うなどの効果や、肌のハリ、シミ、 シワの改善も期待されているので、一石二鳥の効果を狙って、睡眠前に取り入れています」(赤松さん)
お話を伺った方
赤松絵利/あかまつ・えり ヘア & メイク 『ESPER』代表。個性を引き出す透明感のあるメイクが支持され、幅広いフィールドで活躍。目利きのコスメ通で知られ、睡眠中の環境を整えるべく、寝具にもこだわりをもつ。 奈部川貴子/なべかわ・たかこ 美容アナリスト・鍼灸師 57歳で鍼灸師に。独自のフェイシャルリフレクソロジーを確立、自律神経、睡眠、顔立ちを整える『KAO YOMIサロン』代表。自然療法やオーガニックコスメにも精通。
『クウネル』2024年9月号掲載 写真/池田 敦 cask、編集・文/矢沢美香
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