オスロで被爆体験伝える平和賞展 12日から一般公開
【オスロ共同】ノルウェーの首都オスロのノーベル平和センターは9日、今年のノーベル平和賞を受賞する日本原水爆被害者団体協議会(被団協)をテーマにした平和賞展「人類へのメッセージ」を報道陣に公開した。核兵器のない世界を目指す被爆者らの体験や、被団協の活動の歴史を伝える。11日の開幕式には被団協代表らが出席し、一般公開は12日から。 被爆当時の広島や長崎で撮影された写真や、被爆者らの肖像写真を展示。広島市の原爆資料館は原爆投下直後の惨状を被爆者らが描いた「原爆の絵」の画像データを、長崎市は倒壊した旧浦上天主堂の写真を提供した。 開幕式では被団協代表委員田中熙巳さんらがあいさつする予定。