雨で“洗濯物”が乾かない! 洗濯乾燥機の「乾燥機能」を使いたいけど、電気代は高くつきますか? 1回いくらかかるのでしょうか…?
梅雨の時期になると、洗濯物がなかなか乾かずに困っている人も多いのではないでしょうか? 洗濯物を外に干して雨にぬれてしまうことを避けるため、部屋干しをしているものの、部屋干しは乾きづらかったり、部屋が狭く感じてしまったりします。 そんな時、ふだんは使わない洗濯乾燥機の乾燥機能を使うと、悩みが解消されるかもしれません。その一方で、普段使っていない分、電気代がどれくらいかかるかも気になるところでしょう。 本記事では、シャープのドラム式洗濯乾燥機を事例に、乾燥機能の電気代がどれくらいなのかや、梅雨時期に役立つ乾かし方のコツを解説します。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
洗濯機の電気代の計算方法
洗濯機が1回当たりでどれくらい電気代がかかるのかは、次の式で計算できます。 ・消費電力量(kW)×料金単価(円/kWh) 消費電力は家電や、家電の中のどの機能を使用するかによって決まります。料金単価は電気代の単価のことですが、地域や電力会社によって同一ではありません。今回は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安として提示している、31円/kWhを使用します。
洗濯機で乾燥機能を使った場合の電気代
シャープが2021年に発売したES-H10Fというドラム式洗濯乾燥機を見てみると、洗濯~脱水での消費電力量は68Wh、洗濯~乾燥での消費電力量は1880Whです。 そのため、1回当たりの電気代としては洗濯~脱水の場合が2.11円なのに対し、乾燥まですると58.28円とかなり高くなってしまいます。毎日1回、洗濯~乾燥をおこなうと、月々の電気代は1748円です(30日で計算)。 決して安いとはいえない金額ですが、電気代は洗濯機の性能によっても異なります。同じシャープが販売し、2023年省エネ大賞を受賞したES-X11Bという型式の場合、洗濯~乾燥での消費電力量は600Whと、最初に紹介したものの3分の1以下です。 この場合の電気代は1回あたりで18.6円ですので、毎日1回1ヶ月洗濯乾燥をおこなった場合でも、558円しかかかりません。