「すぐに優勝したことを後悔した」R-1ぐらんぷり2014年王者が“第二のキャリア”を見つけるまで
所属事務所も退所「自信しかありません」
今後も定期的に「ヒトリブタイ」シリーズを重ねていく予定だが、他にも、元芸人仲間と一緒に立ち上げた「SHOW(賞)プロジェクト」も、軌道に乗せたいと話す。 「名前の通り、舞台の何かしらの賞を取ることが目標です。また、個人的に考えているのが、小劇団への脚本提供です。出演者の人数やストーリーの設定にスケジュールなんかも教えてもらえれば、それに合わせて書きます」 昨年、「ヒトリブタイ」のほかに、女性5人によるワンシチュエーション芝居の脚本も手掛けた。今年1月に所属事務所も退所し、脚本家としての活動に勢いがつく。「根拠はないけど、自信しかありません」と話す。さらに、昨年末に役者として参加した大衆演劇では、演劇の幅の広さ、奥行きの深さを知ったことで、ますます演劇の世界にのめり込むことに。 「まったく知らないジャンルだったので、純粋に楽しめたし、新鮮でした。新しくチャレンジすることの大切さみたいなことも学んだ気がします。ありがたいことに、別の劇団さんにも声をかけていただき、5月下旬にもう一度、大衆演劇に挑戦することになりました。これからは脚本家をメインに据えつつ、いろんな劇団さんとコラボしていきたいと思います」 【やまもとまさみ】 1974年生まれ。2014年に『R-1ぐらんぷり』決勝に進出し、優勝を果たした。マセキ芸能社、佐藤企画を経て現在はフリーで活動。2023年から作・演出を手掛ける一人舞台プロジェクト「ヒトリブタイ」を行うなど、現在は演劇活動にも力を入れている。X(旧ツイッター):@masami02210111 <取材・文/安倍川モチ子> 【安倍川モチ子】 東京在住のフリーライター。 お笑い、歴史、グルメ、美容・健康など、専門を作らずに興味の惹かれるまま幅広いジャンルで活動中。X(旧Twitter):@mochico_abekawa
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