「中国にとって大きな脅威」パリ五輪卓球で中国メディアが早田ひなを最警戒!「気を緩めるべきではない」
開幕が近づいているパリオリンピックで、卓球女子日本代表は混合ダブルス、団体戦、個人戦の3種目において、中国勢と金メダルを争うことが予想される。現在も実力、実績では中国選手が世界トップに君臨しているものの、各国際大会では日本が肉薄する機会も少なくなく、オリンピックの舞台で中国勢から勝利を挙げることへの期待も膨らみ続けている。 【動画】早田ひなが2大会連続の二冠!シングルス決勝で新星パバドを下した試合の映像 そして、日本代表の早田ひな、平野美宇、張本美和の3選手に対し、パリ大会開幕を前にして中国メディアからも熱視線が送られているようだ。ポータルサイト『捜狐』では7月15日、卓球競技での日本の出場選手への見解を綴っており、それぞれの種目での対戦を展望している。 その中で同メディアが最も警戒している選手はやはり、すべての種目に出場する早田ひなだ。「現在、総合力、プレッシャーに耐える能力、競技ステータスの点で日本の卓球の中で最高の選手」と評価。さらに、「中国にとって、混合ダブルス競技はオリンピックで最も難しい種目である」として、早田と張本智和によるペアへの警戒心を示している。 加えて、早田が先日24歳の誕生日を迎えたことにも触れながら、「この年齢はまさに結果を残すことが期待される時期だ。早田は確かに中国卓球代表にとって大きな脅威である」と指摘。さらに、個人戦では中国勢以外でもっともメダルの可能性が高いと説くとともに、「たとえ早田はシングルスの試合でどのような結果になっても、次の女子団体戦でも全力を尽くすだろう」と見通している。 また個人、団体の2種目に出場する平野に関しては、膝の負傷によりコンディションが万全ではないとして、「現在の状態から判断すると中国代表選手と渡り合うのは困難かもしれない」と綴っており、もう1人の団体戦メンバーである張本についても、「若く、競技経験が浅いため、特に孫穎莎らにプレッシャーをかけるのは難しいだろう」と分析する。 いずれの種目でも自国の優位を見込んでいる同メディアだが、その一方では「ある種目で日本チームが躍進のきっかけをつかめば、他の種目でも日本選手の士気は必ず高まるだろう。したがって、コーチングスタッフは孫穎莎など中国選手に対して非常に厳しいトレーニングと要求を課し、常に集中力を維持し、気を緩めるべきではない」との主張もみられる。 日本が2大会連続金メダルを目指す混合ダブルスをはじめ、個人、団体でも「打倒・中国」への可能性は決してゼロではない。そして中国メディアが指摘するように、大会中、日本選手それぞれの勢い次第で、勝敗の行方も大きく変わってくるはずだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]