<横浜流星>「役者としてやっていきたい」と思えた戦隊から10年 大河ドラマ主演で再びの長期撮影「運命を感じています」
1月5日にスタートする2025年の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で主演を務める俳優の横浜流星さん。「役者としてやっていきたい」と思えたのが、2014~2015年に放送された特撮ドラマ「烈車戦隊トッキュウジャー」での経験で、同作のテレビシリーズ終了からちょうど10年、大河ドラマの主演として再び挑む長期撮影は、どんなものになっているのか。「運命を感じています」と話す横浜さんに話を聞いた。 【写真特集】横浜流星の大先輩! 伝説の大河主演俳優が初回から登場!! 「べらぼう」注目の場面カット一挙公開
◇「自分も誰かのためにに…」“江戸のメディア王”蔦屋重三郎の魅力
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯を描く。「親なし、金なし、画才なし……ないない尽くしの生まれから“江戸のメディア王”として時代の寵児(ちょうじ)になった快男児」と銘打つ。
脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下佳子さん。共演に、渡辺謙さん、安田顕さん、小芝風花さん、宮沢氷魚さん、中村隼人さん、石坂浩二さん、片岡愛之助さん、高橋克実さん、里見浩太朗さんらが名を連ねる。
横浜さんがNHKのドラマに出演するのは今回が初。演じる蔦屋重三郎については「誰もが知る人物ではないと思っています」とも考える。
「でも、彼は多くの功績を残し、江戸を豊かにし、“江戸のメディア王”と言われていて。今でいう出版社の社長であり、プロデュースもして、営業も自分で担う、本当に多才な人物だと思っています」
なぜ蔦屋重三郎は“江戸のメディア王”となれたのか。
「情に厚かったり、責任感があったり、挑戦して失敗してもへこたれないメンタルであったり、もともと持っていたものもあったと思うのですが。でも自分が思う一番の魅力は、自分ではなく、誰かのために動けるところだと思っていて。吉原や女郎、絵師、そして世の中。そう思える人間は強いと思いますし、そう思えることで何倍にも力になって、周りから協力も得られるので。自分も、自分のためだけでなくて、誰かのために頑張れるような人間でありたいなと思っています」