「その巻き方、昭和じゃない!?」40代スタイリストが教える、働く女性がやりがちな「なんかダサッ」なカーディガンの巻き方とは?
こんにちは、スタイリストの大日方です。ただひたすらに「服が好き!」という目線でトレンドやおすすめをリコメンドしています。 【画像】カーディガンの着こなし正解例4パターンをチェック! 【RICOリコメンズ/働く女性のコーデ】 冷房対策や日除けに重宝し、季節の変わり目に欠かせない薄手カーディガン。もしかして、何も考えずに腕を通して着ていませんか?カーディガンは普通に着るのはもったいない。新しい服を買わなくても、着方を変えるだけでおしゃれが楽しめますので、ぜひ試してみて下さい。
肩にファサっと掛けると瞬時に抜け感が!
ひとつめは、腕を通さずに肩から羽織る着方。一般的には「肩掛け」と呼ばれることが多いようです。肩にファサっと掛けるので私は「ファサがけ」と呼んでいます(私だけだと思うけれど)。 大人っぽくリラクシングな雰囲気になり、いわゆる誰でも簡単に抜け感が出せる着こなし方。ノースリーブの服を着たときに二の腕を隠すのにも有効です。夏は腕時計やバングルなど、手首にポイントがあると、カーディガンからちらりと見えて素敵です。 「ファサがけ」のデメリットとしては、不安定なこと。荷物が多いときはカーディガンが肩からずり落ちてきますので、荷物の少ない日に試してみてくださいね。笑
プロデューサー巻きは「位置」が命
ふたつめは、袖の部分を前に垂らして交差させる、いわゆる「プロデューサー巻き」です。プロデューサー巻きも「肩掛け」と呼ばれることがありますが、首の近くに巻くと昭和のプロデューサーぽくなって古見えしてしまうので要注意。首から離して巻くのがおすすめです。 二の腕をほどよく隠せるのもうれしい。7分袖のカーディガンだと袖の長さが足りないので、長袖のカーディガンが向いていると思います。
着崩して抜け感UP!斜め巻きもアリ
巻いたカーディガンを左右どちらかにずらすのもアリ。最近ファッション誌でよく見かけるようになりました。「斜め巻き」とでも呼びましょうか。ずらすことで着崩した印象になり、抜け感が増します。
カジュアルスタイルにはまる!
私がよくするのは「たすき掛け」です。肩の上と脇の下を通るように巻いて前で1回交差させます。これはTシャツやデニムなどカジュアルなアイテムを使った、元気なコーディネートによく合います。長袖シャツをたすき掛けしても可愛いです。巻いた位置からずれにくいので、アクティブに動く日や荷物が多い日はたすき掛けがおすすめです。
透け素材の薄手カーディガンはココに注意!
夏用の薄手のカーディガンはかさばらず持ち歩けて便利ですよね。もちろん普通に着るのもありですが、洗濯表示のタグを気にしたことありますか? 左脇腹のあたりにある洗濯表示のタグが透けて見えるとちょっと残念。 私たちスタイリストは、撮影のとき洗濯表示のタグを小さくたたんでテープでとめて隠したりしています。自分用に買ったカーディガンであれば、洗濯方法をチェックしたら洗濯表示のタグは切るのがおすすめ。すっきり着られますよ。
大日方理子