韓国大雪に「緊急通報119番に申告殺到」「バス遅延」…今日届いた災難メッセージだけで約50件
韓国中部地方を中心に大雪が2日間降り続け、通勤途中の交通大戦争が懸念されている。 28日、韓国気象庁によると、この日7時基準で一部の中部地方と慶北(キョンブク)北部に大雪特報が発令された。該当地域には1時間に1~3センチに達する強い雪が降っている。韓国気象庁は「この日午前6時から午後12時まで中部地方と南部内陸を中心に1時間に1~3センチ(一部地域5センチ前後)に達する強く重い雪が降る場所がある」と予想した。 主要地点の積雪現況(28日07時現在、単位:センチメートル) -首都圏:白岩〔ペクアム、竜仁(ヨンイン)〕43.9、軍浦(クンポ)衿井(クムジョン)43.1、水原(スウォン)41.6、ソウル27.8、仁川(インチョン)25.7 -江原道(カンウォンド):大和〔テファ、平昌(ピョンチャン)〕30.0、雉岳山〔チアクサン、原州(ウォンジュ)〕27.1、晴日(チンイル、横城(フェンソン)〕24.6、原州14.3、春川(チュンチョン)0.8 -忠清(チュンチョン)圏:衛星センター〔鎮川(ジンチョン)〕37.1、金旺〔クムワン、陰城(ウムソン)〕23.9、陰城18.0、老隠〔ノウン、忠州(チュンジュ)〕17.1、清州(チョンジュ)0.4 -全羅(チョルラ)圏:鎮安(チナン)24.8、長寿(チャンス)24.3、銅郷(トンヒャン、鎮安)23.9、徳裕山〔トギュサン、茂朱(ムジュ)23.1、鎮安朱川(チュチョン)14.4 -慶尚(キョンサン)圏:西下〔ソハ、咸陽(ハミャン) 〕9.6、石浦〔ソクポ、奉化(ポンファ)〕8.4、化東〔ファドン、尚州(サンジュ)〕7.3、伽耶山〔カヤサン、陜川(ハプチョン)〕6.7、東魯〔トンロ、聞慶(ムンギョン)〕5.0 -済州道(チェジュド):三角峰〔サムカクボン、済州(チェジュ)〕25.4、霊室〔ヨンシル、西帰浦(ソグィポ)〕15.8 主要地点の積雪現況(午前7時基準)を見ると、首都圏では白岩(竜仁)で43.9センチ、軍浦衿井43.1センチ、水原41.6センチ、ソウル27.8センチ、仁川25.7センチに達する記録的な雪が観測された。江原道地域では大和(平昌)30.0センチ、雉岳山(原州)27.1センチ、晴日(横城)24.6センチ、忠清圏では衛星センター(鎮川)37.1センチ、金旺(陰城)23.9センチ、陰城18.0センチに達する雪が積もった。全羅圏では鎮安24.8センチ、長寿24.3センチ、銅郷(鎮安)23.9センチ、徳裕山(茂朱) 23.1センチ程度の雪が降った。 韓国政府や各地方自治体などはこの日災難安全メッセージを送って通勤道の混雑を予想した。行政安全部は「雨や雪による道路などの結氷が懸念される。野外活動や車両の運転を自制し、交通混雑が予想されるので通勤時には公共交通を利用してほしい」と呼びかけた。京畿道始興市(キョンギド・シフンシ)は「大雪の影響でバスの運行が遅延している。代替路線や電車・タクシーなどを利用してほしい」と説明した。京畿道軍浦市も「大雪によって広域・市内・地域内バスなど公共交通運行が円滑ではない」と明らかにした。 国家災難安全ポータルによると、午前7時基準で市民にこの日送られた大雪関連の災難メッセージは53件にのぼる。関連申告が相次ぐ中で、大雪による事故を憂慮する内容が少なくなかった。国土交通部は「多くの雪が予報されているので大雪と道路凍結によるスリップ事故が懸念される。減速運行、車間距離の維持など安全運転に格別に留意してほしい」と呼びかけた。京畿道庁は「京畿道内の大雪によって緊急通報119番に申告が殺到している。緊急ではない申告電話は110番を利用してほしい」と話した。