【ABC特集】スーパーマーケットは生き残りをかけ「小型化」へ 滋賀の雄「平和堂」も大阪・茨木市に小型スーパーを出店 少量販売など地域のニーズに応える戦略でコンビニとの差別化もはかる
滋賀の雄「平和堂」も小型化戦略へ
この流れに乗るべく動いたのが滋賀県に本社を置く「平和堂」です。9月、新業態となる小型スーパー「フレンドマート・スマート」を大阪府茨木市にオープンしました。 (70代女性) 「ぐるっとまわればみんな揃うかな」 (60代女性) 「コンパクトで探しやすいし、取りやすい感じ」 これまで売り場面積300坪以上の大型店を運営してきた平和堂。それに対して、小型スーパー「フレンドマート・スマート」は売り場面積は従来の半分ほど、商品の数はおよそ6割と“コンパクト”なサイズになっています。 (平和堂小規模店舗開発プロジェクトリーダー・鈴村崇さん) 「効率化が一つの課題になると思います。面積の効率化や作業の効率化ですね。都市部へ出店していくに当たって、スペースがない中で営業していくには小規模フォーマットが必要だと考えていた」
さらに「人員」や「運営コスト」のスリム化も目指します。レジはすべて“セルフレジ”を導入。また、「特売」期間をなくし商品を日常的に安く販売することで売り場の商品を動かす「頻度」を減らしました。 (平和堂小規模店舗開発プロジェクトリーダー・鈴村崇さん) 「これから人手が足りないという問題もあるでしょうし、まとまった面積の立地がないということもあると思います。土地が確保できず足踏みしていた立地に、今後は小規模店を構えていきたいと考えています」