ファイターズ移転の現実 巨額の赤字は解消できる?「負の遺産」「もったいない」の声も 札幌ドーム
上林准教授は、札幌ドームの大きな問題として、市民が気軽に足を踏み入れることができない点だと指摘します。 どう活用していくべきかアイデアを聞きました。 オリンピック選手などのトップアスリートが使用するナショナルトレーニングセンター、それに付随して、データなどを取って競技力向上やケガの予防などに貢献するスポーツ医科学センターを誘致してはどうかということです。 一般市民も利用料を支払って使えるようにすることで、普段から札幌ドームを利用することにつながり、固定費収入も見込めるうえ、現在のスポーツフィールドをそのままの形で使用すれば、コンサートなどの興行も行えるので収入も維持できるという考え方です。
(追手門学院大学 上林功准教授)「札幌ドームは雪や雨を避けられる場所として貴重だと思う。市民利用の核にするような考え方は、もしかしたら市民の支持を得る第1歩かもしれないと思います」 いかに市民が足を運ぶ機会を増やせるか… 今後のカギとなりそうです。