転倒や転落事故が増加 高齢者の日常生活 体の衰えなどでけがをする危険性高まる 北海道
STVニュース北海道
転倒や転落など日常生活の中には様々な危険があります。 特に高齢者は体の衰えなどでけがをする危険性が高くなります。 高齢者が毎日の暮らしを健康に過ごすためには、何に気を付ければいいのでしょうか? (スタッフ)「はい、伸ばす!もっともっと!OK!」 札幌市西区のパーソナルジムです。 敬老の日の9月16日、高齢者を対象にしたある測定会が行われていました。 (スタッフ)「正常に歩くためには0.45以上が理想の筋力で、0.3くらいだといつ転んでもおかしくないぐらいの足の力なので」 検査していたのは体の姿勢や筋力などで、普段大丈夫だと思っていても詳しく調べると体の衰えが出ているようです。 (参加者した人)「分かっているかどなかなかつかないね、落ちたものは」 (参加者した人)「階段を上がるときに足が上がりきらないときがあるんですよ。つま先がひっかかったり、そういうことはたまにあるね」 (リハビリジム プライズネス 栗谷川豊店長)「北海道も札幌もですけど夏がすごく暑くなってきている状態で、どうしても外に出る機会や運動する習慣がすごく少ない。靴をただ履くだけの動作、片足になったりとか、そういうときにバランスを崩してしまう、そういうことも考えられます」 消費者庁によると、高齢者の転倒・転落などによる不慮の事故は年々増加していて、2021年比で交通事故の4倍以上だということです。 その他にも、介護ベッドや電動車いすなどの使用中に挟まれてけがをしたり、調理中に衣服に火が燃え移りけがをするなど、年齢と共に体が衰えたり注意力が散漫になったり、けがに繋がる恐れが増えるといいます。 (NITE製品安全広報課 清水与也さん)「きっと自分は転倒しないだろうとかつまずかないだろうと思ったりする。周りの方も一緒に確認して気づけるような状況が望ましいと思います」 日常生活に潜む様々な危険。 健康的に過ごすためには日々の運動や危険への予知が大切です。