“EUROで見納め”引退クロース34歳は今なお「パス成功率99%、逆襲ドイツの心臓」16歳ヤマルに20歳ベリンガムも…必見のV候補3カ国
4年に一度、欧州の代表チームの頂点を決するEURO2024が6月14日に開幕し、連日、熱戦が繰り広げられている。全日程を消化したグループステージ初戦では、前評判の高いチームがほぼ順当に白星を手にし、番狂せと言えるのは、ベルギーが不運もあってスロバキアに敗れた一戦くらいだ。これは充実のトーナメントになる予兆かもしれない。 【写真】「1年前は衝撃の“日本4-1ドイツ”だったけど…」引退表明クロースがスゴすぎ。16歳ヤマルに20歳ベリンガムら必見の逸材5人、“ムキムキすぎる”仲良しエムバペとクリロナの上半身裸なども見る すべてのチームが初戦を終えた段階で、優勝候補からダークホースまで、注目国をいくつか挙げてみたい。(全2回)
《ドイツ》日本戦惨敗後の更迭劇から低迷脱却を
★グループA★ ドイツ 5-1 スコットランド (ドイツ:フロリアン・ビルツ 10分、ジャマル・ムシアラ 19分、カイ・ハヴァーツ 45+1(p)、ニクラス・フュルクルク 68分、エムレ・ジャン 90+3分 スコットランド:アントニオ・ルディガー(og) 87分) 「見事な初戦だった! 今は物事を冷静に振り返るべきだが、この勢いを持続させよう。今日の試合では最初から最後まで、実に説得力のあるパフォーマンスだった」 開催国ドイツが開幕戦でスコットランドに5-1の完勝──ドイツのEURO史上最大得点差かつ開幕戦における最大得点差の勝利──を収めると、EURO2008でドイツの主将を務め、チームを準優勝に導いたレジェンド、ミヒャエル・バラックもご満悦だった。ダイ・マンシャフト(ドイツ代表の呼称)が開催国として好発進した例といえば、2006年W杯の開幕戦(コスタリカに4-2で勝利。バラックは負傷欠場)が思い浮かぶけれど、今回は内容、結果ともにそれを大きく上回った。 ドイツは現在、同代表の歴史で2度目の低迷期からの脱却を図っているところだ。 過去2回のW杯で史上初となる2大会連続のグループステージ敗退となり、前回のEUROでも16強どまり。昨年9月に日本に敗れた後、これまた同代表史で初めて監督を更迭し、後任に就いた36歳のユリアン・ナーゲルスマン監督がチームを立て直しているところだ。それでも大会前のファンの期待は決して高くなかった。
【関連記事】
- 【つづき→】注目はエムバペ、ロナウドだけでなく…「天才レフティの息子」「名将絶賛のトルコ19歳」ダークホースの逸材
- 【写真】「1年前は衝撃の“日本4-1ドイツ”だったけど…」引退表明クロースがスゴすぎ。キレキレな16歳ヤマルに20歳ベリンガム、“ムキムキすぎる”仲良しエムバペとクリロナの上半身裸なども見る
- 《ブラジル人記者の町田ゼルビア本音評価》筑波大戦“ラフプレー論争”に「クロダ監督は…」
- 「フリックは約束を破った!」ドイツは、日本戦惨敗→監督解任→フランス戦勝利をどう受け止めた?「新監督はナーゲルスマンが最有力だが…」
- 中山雄太W杯絶望などケガ人続出…森保ジャパンが“交代策で番狂わせ”するには? “ドイツの名将”から学べる「2つの要点」