「愛人と暮らす別居夫」に娘の留学費用を払ってもらいたい…50代本妻が送った「戦慄のLINE」
夫へのお礼LINEも恐怖
その後、夫が入学費用を振り込んでくれた後で、妻が送ろうとしたお礼のLINEも、これはカチンとくるだろうという書き方でした。 「こんなお金をすぐに用意できるなんて、実は貯めてもってたってことですよね。ありがとうございます」 海外留学ですから、学費もそれなりの金額です。大金を振り込んでもらったのは間違いないのですが、「こんなお金」という言い方はいささか嫌味に聞こえます。「こういうお金はポンと払えるのに、なぜもっと生活費を入れてくれないんですか」という「嫌味」が、読みようによっては、行間に漂ってきそうです。 本人はあくまで、「約束通りお金を振り込んでくれてありがとう」とだけ言いたいのですが、こんな文面を送ると逆効果になってしまいかねません。結局、私はどうアドバイスしたでしょう。 嫌味な書き方にならない「ちょっとしたコツ」 まず、振り込み依頼のLINEを次のように添削しました。 「留学先の学校から連絡がありました。加奈の入学費用を振り込まないといけないので、ご相談しました。金額は○万円。〇月〇日までに振り込む必要があるそうです」 嫌味なニュアンスはできるだけそぎ落とし、要件だけ端的に伝えるようにしました。また、お礼のLINEは次のように添削しました。 「加奈にも、パパのがんばりのおかげだと伝えています。いつもお仕事がんばってくれてありがとう。心から感謝しています。涙」 最後の「涙」は絵文字です。どうでしょうか。このほうが当初の文面よりも、ぐっと好印象ではないでしょうか。
別居中の夫と関係を修復したい妻
次も私がLINEを添削したケースです。 「おはよう。今日は寒いですね。ゴルフ、調子はどうですか。今年はドライバーが飛んでコンスタントに80台で回れるようになるといいですね。応援しています」 この相談者も女性で、夫は愛人にマンションを買い与えて、そこで一緒に暮らしています。別居状態で、夫としては離婚したいようですが、相談者である妻は何とか夫婦関係を改善したいと思っています。 妻のほうには、「いずれ夫と一緒にゴルフに行く」という目標があります。愛人はゴルフが下手で、夫はゴルフに連れて行かないそうです。そのため妻は夫と一緒にゴルフコースを回れるレベルまでスコアをあげて、一緒にラウンドして二人の関係を取り戻すことで、離婚を回避したいのです。 私は妻に「伝え方」を徹底的にレクチャーしました。その成果もあって夫の態度が軟化し、もう少しでゴルフにも誘ってもらえそうな雰囲気でした。先ほどのLINEはその状況で妻が送ろうとしていた文面です。どうでしょうか。このメッセージを読んで、「一緒にゴルフに行きたい」と思えるでしょうか。
【関連記事】
- 「どうぞ一人で生きていってください」…退職金2,700万円、“老後資金潤沢な61歳・元エリート国家公務員”を妻が見放したワケ
- 妻との食事は箸で食べ物を口に運ぶだけの“作業”です…定年後、家に居場所がない年金月27万円の65歳元高校教師、時間潰しの「新潟のフードコート」で目撃「高齢者たちのモラルを疑う光景」【FPが解説】
- 「退職金2,800万円」「貯金4,000万円」60歳定年退職のサラリーマン夫、花束を抱えて家路…自宅で待っていた妻の「衝撃のひと言」に戦慄
- 離婚を切り出されないために知っておきたい…妻が答えた「夫の嫌いなところ」ワースト5
- 残りわずかな命です…年金月30万円・全財産1億円の夫婦、65歳妻は病に苦しむ夫を黙殺。絶望の渦中で66歳夫が密かにしたためた「遺言書」【FPが解説】