熊本県知事、TSMC本社を訪問 熊本工場のグリーン製造への注力など確認／台湾
（新竹中央社）熊本県の木村敬知事は26日、半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造（TSMC）の本社（北部・新竹市）を訪問し、同社の幹部らと会談した。TSMCによれば、同社の熊本工場がグリーンマニュファクチャリングや地下水の保全対策に注力し、現地の大学などと共に人材育成や産学連携による技術研究に積極的に取り組んでいくことが再確認された。 熊本工場はTSMCとソニーグループ、自動車部品メーカーのデンソーなどが出資するJASMが運営している。TSMCは熊本県や現地企業がJASMに対して継続的な協力や支援をしているとして感謝を表明。JASMが将来、同県にさらなるプラスの影響を与えられるだろうと期待を寄せた。 TSMC側は会談出席者について明らかにしていない。 木村氏は同県議会の山口裕議長や熊本経済同友会と県工業連合会の代表らと共に、25日から27日までの日程で訪台。26日には公的研究機関の工業技術研究院（新竹県）や新竹サイエンスパーク管理局（新竹市）も訪問した。工業技術研究院の劉文雄院長は今年5月に熊本県庁を訪れており、木村氏らの訪問で相互訪問が実現した。 （張建中／編集：田中宏樹）
