母親「トラウマにならない」注射しないインフルエンザ予防接種 “フルミスト” ウイルスが検出される?デメリットは?医師に聞いてみた
気になる大人用の新ワクチンについては、中村医師によりますと、海外ではすでに接種が始まっているということです。また、副反応については接種後に風邪のような症状が出ることもあるとしています。 本格的な流行を前に、それぞれの備えが大切です。 牛田和希キャスター 「私も注射が苦手なので、大人用が早く出たらいいのになと思いました」 兵藤遥陽キャスター 「注射が苦手なお子さんが多いと思いますので、親御さんも安心なのかなと感じました」 Q.従来のワクチンとの違いは? これまでの注射型のワクチンは、死んだウイルスの一部を使った不活化ワクチンと呼ばれるものです。一方、新ワクチン「フルミスト」は、弱毒化したウイルスが入った生ワクチンです。 接種できるのは2歳から18歳までで、ゼラチンアレルギーがあると接種できない場合があります。 ■副反応は?生ワクチンゆえの特徴も… Q.効果は? 日本小児科学会では、注射型ワクチンとの違いは無いとしていて、「鼻からの接種による痛みの軽減には重要な意義がある」としています。 Q.生ワクチンは大丈夫? そもそも生ワクチンは、子どもの定期接種でも使われている種類です。ただ、海外の臨床試験では、接種後にワクチンに含まれるウイルスが検出された事例もあり、免疫不全の人などへの感染には注意するよう呼びかけられています。 中村医師は「普通に生活する上では問題なく、仮に健康な人に感染したとしても発症することはほとんどない」と考えています。 Q.リスクとメリットがあるのか どのワクチンであっても、副反応のリスクはあります。まれに起きる副反応と予防の効果をどう考えるか。普段から我が子を診察する、かかりつけの医師と相談して判断することが大切です。
北陸放送