年収600万円、60歳で定年を迎えます。再雇用後は年収が「半分」になると聞きました。年金の「繰上げ受給」をすべきでしょうか?
繰上げ受給よりは収入と貯金で65歳までやりくりした方が老後の年金額は多い
再雇用になって年収が5割以上減った方は全体の約50%でした。半数近くの方が収入が下がると回答しているように、定年退職後の再雇用による収入減少に悩んでいる方もいるでしょう。新たな収入源として年金の繰上げ受給も方法の一つです。 しかし、60歳での繰上げ受給を選択すると、年金は65歳で受け取るときよりも24%減額した金額になります。働きながら受け取る場合は在職老齢年金の対象にもなるため、さらに減る可能性があることは理解しておきましょう。なお、受給開始のタイミングをなるべく遅らせると減額の割合を少なくできます。 貯金にある程度余裕があるなら、繰上げ受給を選択せずに収入と貯金のみで65歳までやりくりした方が、老後に受け取れる年金額は多くなるでしょう。 出典 株式会社パーソル総合研究所 70歳までの就業時代に向け、シニア人材の実態や若手への影響に関する調査結果を発表 定年後再雇用で年収は平均44.3%減。過半数は職務変わらず 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部