鹿児島県知事選挙に立候補した3氏の経歴・政策まとめ
樋之口氏は鹿児島県出身、鹿児島大学医療技術短期大学部卒業。病院勤務を経て、市民団体の代表等を務める
樋之口氏は1971年鹿児島県霧島市出身、鹿児島大学医療技術短期大学部看護学科卒業。国分生協病院、土橋病院に勤務しました。現在は市民・野党共闘をすすめるALLかごしまの会共同代表、若者の個人情報を守る会事務局、新日本婦人の会鹿児島支部事務局長、3つの安心をつくる会世話人、少人数学級をめざす鹿児島の会共同代表、安保関連法に反対するママの会@鹿児島メンバー、安保法制違憲訴訟かごしま原告団、原発なくそう!九州川内訴訟原告団、鹿児島みなみ子ども劇場会員として活動しています。
樋之口氏が掲げる政策とは
樋之口氏は自らのホームページにおいて以下の施策を公表しています。 1.子育て支援の充実を~子どもたちの健やかな成長を願って ・子どもの医療費は、所得制限なしで、高校卒業まで、病院の窓口で負担をゼロにします。 ・学校給食は、地産地消の安心・安全な食材を中心に据え、無償化します。その上で、児童・生徒の農林漁業体験の機会を充実させるよう市町村とも連携します。 ・小中学校のすべての学年で少人数学級を実現します。 ほか 2.医療・福祉の充実を~安心して暮らせる地域をめざして ・国が進める公的病院の統廃合計画や地域医療構想の病床削減にストップをかけます。 ・国保の基金を活用して、国保税を引き下げます。 ・国保の資格証明書の発行はやめさせ、正規の保険証を発行します。 ほか 3.安心・安全に暮らせる新たな鹿児島を ・川内原発1、2号機の20年運転延長の是非を問う県民投票を実施します。少なくとも県民投票実施までは原発運転を中止するよう九州電力に要請します。 ・川内原発3号機については、過去の知事が行った「同意」を「白紙撤回」します。 ・「原発回帰」政策を転換するよう国に求めます。 ほか 4.地域の産業、労働者を大切にする鹿児島を ・様々な分野で地産地消を進め、地域外への資金流出を抑え、域内経済循環の仕組みを整えます。 ・「公契約条例」を制定し、県が発注する公共工事・業務委託に従事する労働者の賃金・報酬の下限額を設定し、労働者を守ります。 ・農林漁業は鹿児島の力の源泉です。家族経営、兼業農家への支援を強め、農産物の価格保障と農家の所得補償で、農家の暮らしと農業を応援します。 ほか 5.ジェンダー平等社会~誰もが尊厳をもって生きられる鹿児島を ・県としてパートナーシップ宣誓制度を導入するとともに、県内全自治体にパートナーシップ宣誓制度導入を働きかけます。また、国に対して、同性婚や選択的夫婦別姓制度を法的に認めるよう求めていきます。 ・性別にかかわらず正当に評価されるよう県庁内の人事評価を検討し、必要があれば見直します。 ・県庁の管理職への女性職員の積極的登用をはじめとして、職場や地域で、女性の力が発揮できる環境をつくります。 ・高齢者、障がい者の移動の権利が守られるよう諸制度を見直し、改善します。 6.水俣病被害者の全面救済のために ・すべての水俣病被害者の救済のために、一時金、医療費、療養手当の支給と真相解明、加害者による謝罪、再発防止策などを求めます ・不知火海沿岸に居住歴があるすべての住民の健康調査と環境調査を国と協力して実施します。 7.災害に強いまちづくりを ・河川の寄り洲の除去や危険な急傾斜地の対策を積極的にすすめます。 ・道路の白線が消えているところを整備し、要望箇所の信号機設置を進めます。 ・公共施設や橋梁などの耐震化を進め、個人の住宅の耐震化支援を行います。 ・避難所に指定されている公共施設の空調整備とトイレの洋式化をすすめるとともに、被災者が尊厳ある生活を営むための最低限の基準を定めた国際基準「スフィア基準」にのっとり、災害時の避難生活環境の改善に取り組みます。