相模原が戸田和幸監督の解任を発表「申し訳なく思っています」
SC相模原は19日、戸田和幸監督の解任を発表した。 現役時代に清水エスパルスやサンフレッチェ広島などの国内クラブだけでなく、イングランドのトッテナム、オランダのADOデン・ハーグなどでプレーした戸田監督。日本代表としても20キャップを刻み、2002年ワールドカップではベスト16に貢献した。 現役引退後は主にサッカー中継の解説者として活躍していたが、2023シーズンより相模原指揮官に就任。1年目はJ3リーグを18位で終え、今シーズンはここまで17試合6勝7分け4敗の9位と健闘していたが、18日付で解任されることに。この決定について、平野孝スポーツダイレクターはクラブ公式サイトを通じて以下のように説明している。 「今シーズンの目標であるJ2昇格に向けクラブとして今後も継続的に挑戦し続けるため、第17節を終えたこれまでの道程と現時点でのチームの状況に鑑みて総合的に判断しこの結論に至りました。1年半にわたり指揮を執りチームの成長に尽力していただいた戸田和幸氏には、心からの感謝と敬意を表します」 一方の戸田氏もチームへの感謝を伝えた。 「この世界で生き抜く為には常に結果が最重要となる中で成長にフォーカス出来る事は簡単ではありませんが、昨シーズンから共に目指し闘ってきてくれたスタッフと選手達に対しては長く勝てない期間があったにも関わらず、自分からの言葉を信じて勝ち抜いていけるチームになる為の土台作りに邁進してくれた事への感謝を忘れる事はありません」 また、ここまでの戦いぶりに手応えを感じていることも明かした。 「苦しかった昨シーズンを経て構築されてきたチームとしての土台と掴み始めた自信を持って2シーズン目に入りましたが、毎日の直向きな努力が成長に繋がっている事を実感出来る17試合でした」 しかし、クラブの判断については「申し訳なく思っています」と反応している。 「クラブからはここから先のシーズンで勝ち点を積み上げられる可能性の部分で今回の決断が下されたと説明を受けましたが、自分にこのポジションで働く機会を与えてくれ1年半監督としての自分にチームを任せてくれたクラブには感謝しています。そして監督として迎えていただいた自分に期待された職責から考えてクラブが求めるレベルの貢献が果たせなかった事に対して申し訳なく思っています」 なお、相模原は19日のトレーニングから高橋健二ヘッドコーチが暫定的に指揮を執ることも発表している。