残暑が厳しいので、エアコンを毎日「12時間」以上つけっぱなしです。電気代がだいぶ高くなってしまったのですが、どうすれば電気代を抑えられるでしょうか?
夏場になると熱中症対策などでエアコンの稼働時間が長くなり、特に今年は9月になっても厳しい残暑が続いており、状況によっては毎日12時間以上つけっぱなしの状況が続いているケースも少なくないのではないでしょうか。 そのような場合、どうしても電気代が高くなるのは避けられませんが、少しでも電気代を抑える方法を知りたいと考える人は多いでしょう。 本記事では、エアコンの電気代を抑えるコツなどを解説するので、気になる人は参考にしてみてください。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
エアコンの電気代はどうやって計算されている?
エアコンの電気代は使用時の状況や環境・電力会社との契約内容などで変わるため、一概に1時間使ったからいくらとはいえません。例えば、省エネタイプのエアコンなら普通の機種よりは電気代は抑えられるかもしれませんが、それでも設定温度が低ければその分使用電力は大きくなります。 1時間当たりの電気代は、次のように計算できます。 1時間当たりの電気代=消費電力(キロワット)×電力料金単価(円) 例えば、消費電力が0.5キロワットのエアコンを電力料金単価31円(公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価)で12時間稼働させた場合、0.5キロワット×31円×12時間=186円です。1日当たりの電気料金が186円で1ヶ月毎日使えば、186円×30日=5580円かかります。 注意点として、あくまでもこの電気料金は目安であり、具体的な金額が気になるなら消費電力や電気会社との契約を確認してください。
エアコンの電気代を少しでも節約する方法
エアコンの電気代を少しでも節約する方法はいくつかあり、中にはちょっとした意識で取り組めるものもあります。何も工夫をせずにエアコンを使っていると室内がなかなか冷えず、結果的に設定温度を低くして消費電力を増やすことにもつながります。 ちょっとした工夫で取り組める方法をいくつか紹介するので、電気代が気になる人は参考にしてみてください。 ■ドア・窓の開閉は少なくする ドア・窓の開閉が多くなると、せっかく冷やした室内の空気が外に流れてしまいます。どうしても人の出入りが激しいと難しいかもしれませんが、外からの暖かい空気が入ってくるともう一度室内を冷やし直さなければなりません。 また、ちょっと部屋の外に出るタイミングでも、ドア・窓は開けっ放しにせず、しっかりと閉めるなどもポイントです。 ■扇風機やサーキュレーターを併用する エアコンから少し離れている場所が暑いと感じると、設定温度を下げて強引に部屋全体を冷やそうとする人は多いです。室内全体を均一した温度にするのは難しいですが、扇風機やサーキュレーターを併用すると室内に冷気を広げられます。 使い方としてはエアコンから来る風を背にして、風を送る方向に扇風機やサーキュレーターを向けるのが有効です。 ■レースのカーテンやすだれなどを使う 日中は窓から日差しが入って室内の空気が暖められるため、断熱効果を持っているレースのカーテンやすだれなどを使うのも有効です。近年ではさまざまなメーカーから創意工夫した商品が販売されており、なかには夏場だけでなく冬場にも効果が期待できるケースも多いです。 レースのカーテンやすだれは、ホームセンターなどで購入できるため、一度どのような商品があるか見に行ってみましょう。
まとめ
暑い時期にエアコンをしっかりと活用するのは熱中症予防として重要ですが、稼働時間が長くなると電気代が高くなることは避けられません。場合によっては、1ヶ月の電気代が数千円多くかかる可能性もあります。 ちょっとした工夫で電気代を節約することができるので、どのような方法があるかを理解し、厳しい残暑を乗り越えましょう。 出典 経済産業省資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約 空調 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部