神戸、ホーム開幕戦で白星…ラグビー・リーグワン
ラグビー・NTTリーグワン(29日・ノエビアスタジアム神戸ほか)――第2節の残り2試合が行われ、神戸が横浜を36―18で破り、今季初勝利を挙げた。昨季4位でプレーオフ進出の横浜は連敗。昨季王者のBL東京は9トライで相模原を圧倒し、連勝スタート。
積極的防御、攻めの起点
今季のホーム開幕戦に集まった1万5000人を超える観客に、神戸が新しい姿を披露した。カギは厳しい防御だった。
2点差に迫られた前半19分、自陣でFLポトヒエッターがジャッカルで相手ボールを奪い取ったのをきっかけに、WTBモエアキオラのトライまでつなげて流れを渡さなかった。25分にはFLコストリーが相手からボールを強奪したのを起点に、WTB松永が約70メートルを独走してインゴールに飛び込んだ。 昨季はリーグ戦の勝負所で甘さが見えて勝ちきれず、プレーオフ進出を逃した。今季の開幕前、神戸の選手たちは「防御がアグレッシブになっているのが一番大きい」と変化を口にしていた。我慢強く守るだけでなく、積極的な防御から得点につなげ、手応えをグラウンドで証明してみせた。 試合後、コストリーは「防御の時間が長くても、いいタックルができて楽しかった」と充実の表情を浮かべた。次戦は連覇を狙うBL東京との一戦。今季はひと味違うと見せつけるには、不足のない相手だろう。 (松本慎平)