新型コロナ専門家会議が会見(全文5)帰国者・訪日外国人からの感染は減少
感染拡大警戒地域は東京と大阪のみか
朝日新聞:すいません、それと、7ページからの感染拡大警戒地域とか3区分なんですけども現状、専門家会議として捉えられているマル1の警戒地域に当たるというのは、例えば東京と大阪のみなのか、あと、3番の未確認というと、今、患者が出てないところってもう数県しかないんですけど、ほか、残りは全部2番、確認地域という認識でいいのか、その確認をしたいんですけど。 脇田:やはり東京、大阪はかなり感染拡大しているということですけども、あくまでこれはこの目安を使って自治体に判断していただきたいという指標ですので、それはあくまで自治体のほうでご判断いただくことかなというふうに思います。 それから先ほど言われました感染未確認地域、これは確かにだんだん、これまで確認されてないところは減ってきていますけども、もちろん今後、回復されていくということで感染者がいなくなるという地域もあるというふうには認識してますので、それはそのときの状況でご判断いただくということになろうかなと思います。で、確かに、ほとんどの地域が今現在では感染確認地域ということで、マル2のところに多くの自治体がそこの地域に当てはまるだろうというふうに想定はしてます。
発見遅れの事例を具体的に教えて
朝日新聞:最後にクラスター班の疲弊のところなんですが、発見が遅れている例が出ていると書いてるんですけども、具体的にどのような事例があったのか教えていただけますでしょうか。 尾身:これは直近の例で、もう今、台東区を中心に感染が院内で広がっているのは皆さんご承知だと思いますけども、これもクラスター班の人の、今日はもうクラスター班のメンバーのかなりの部分がそこに今も行ってますね。だから今日の実は専門家会議にも本来は出席するはずだったんだけどできないぐらい、そっちに今、集中してやってもらってますけど、その彼らからの報告によると、実際にクラスターサーベイをやっている保健所の人も含めて、厚生省のクラスター班の人も含めて、これは私は何度も申し上げたいんだけど、感染者が、数が増えれば増えるほど接触者の調査も増えるのが当たり前ですよね。これをやらないと、これは多くのヨーロッパの多くというか国で、今オーバーシュートをしているという国はこういうことをやってませんので、これは非常に人的リソースがかなり必要な、で、これが今、日本が辛くもここのレベルで、今まだ少し拡大は、感染の拡大が急速にいってますけど、それでも、今のこのページで言うと4ページの図6を見ていただければ分かると思いますけど、これはちょっと見にくい図だけども、日本は、これ、一番下から2番目の線ですよね。これまで、ここのページの、辛くも【ここしている 01:29:14】理由は3つぐらいあると思うけど、その1つは間違いなくクラスターサーベイランス、クラスター【追尾 01:29:20】、言葉はちょっと悪いですけども、やってる。