人はダサいやつに仕事を頼みたくないものである (横須賀輝尚 経営コンサルタント)
■優先順位は低いが、持ち物にも気をつかおう
さて、服装などの見た目に気を使えるようになってきたら、持ち物にも気をつかってみましょう。もし、あなたが「レベルの高い人と仕事がしたい」と考えていれば、ビジネスで使うアイテムも気をつかったほうが結果として希望が叶います。なぜなら、レベルが高い人は服装や持ち物を必ずチェックしているからです。 ただし、必ずしも高級なものを使わなければならないということではありません。最初はどのブランドものを使うかというよりは、見た目に少し気を使えていればよい、というのが私の考えです。 たとえば、同じ打ち合わせをするのにも100円ショップで買ってきた、いかにも事務用というボールペンを使用するのと、1,000円前後でも見栄えがよいペンを使用するのとではやはり印象が違います。特に単価の高い仕事を取り扱う場合には、こうしたアイテムにも気をつかうとよいでしょう。 私も最初は何も気をつかわずに仕事をしていて、ある経営者に「もっとよいものを使ったほうが、よい仕事が来るよ」といわれるまでこうした重要性に気づきませんでした。それから身なりにも少しずつ気をつかい、アイテムも決して高級品ではないですが、よいものを使うようにしています。 もちろん、これはあなたの判断が必要です。身なりはあくまでも付加要素です。ただ、ちょっとした工夫で周りの印象がよくなるのであればぜひ取り組みたいところです。あなたもふらふらっと寄ったショップやお店などで、店員の印象がよかったので思わず必要以上に買ってしまった、なんて経験はないでしょうか。意外と営業というのはこのようにシンプルな面もあるのです。 あなたがまだ服装に気をつかったことがない、ということであれば少しずつ取り組んでみてください。あなたが思う以上に周りの反響は大きいはずです。 横須賀輝尚 パワーコンテンツジャパン株式会社 代表取締役/特定行政書士
【プロフィール】
1979年、埼玉県行田市生まれ。専修大学法学部在学中に行政書士資格に合格。2003年、23歳で行政書士事務所を開設・独立。2007年、士業向けの経営スクール『経営天才塾』(現:LEGAL BACKS)をスタートさせ創設以来全国のべ2,000人以上が参加。著書に『プロが教える潰れる会社のシグナル』(さくら舎)、『会社を救うプロ士業 会社を潰すダメ士業』(さくら舎)、『資格起業家になる! 成功する「超高収益ビジネスモデル」のつくり方』(日本実業出版社)、『お母さん、明日からぼくの会社はなくなります』(角川フォレスタ)、他多数。