「2024 SUPER GT 第6戦 SUGO GT 300km RACE」荒れたコンディションを制したDeloitte TOM’S GR Supraが14番手スタートから大逆転勝利を果たす!!
リル・ワドゥーが女性ドライバー最高位の2位を記録
GT300はGT500のように全車ウエットタイヤスタートではなく、16番手スタートの#18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/小出峻)と19番手スタートの#4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)がスリック(ドライ路面用)タイヤを履く作戦をとった。
トップスタートの#20 シェイドレーシング GR86 GTの後ろには、2番手スタートの#61 SUBARU BRZ R&D SPORTと#777 D’station Vantage GT3が背後に迫る。その後方4、5番手スタートの#7 Studie BMW M4、#45 PONOS FERRARI 296が2番手争いに加わり、GT500時代でも定評であったミシュランのウェットタイヤの性能を生かし徐々にポジションアップ。2、3番手に上がった#45、#7がトップに迫る。 ペースが上がらずトップを走る#20も実はミシュランタイヤなのだが、#45と#7号車に抜かれてトップから陥落。しばらく3番手をキープしていたが、なんと右後輪が脱落してしまう。3輪のままピットに戻ることは出来たが損傷が激しくこのままレースを終えてしまう。
さらに#25HOPPY Schatz GR Supra GT、#96 K-tunes RC F GT3、#11 GAINER TANAX Zが絡むアクシデントが発生。#25がコース脇に止まったため、セーフティカーが導入されることになった。 レースも中盤に差しかかり各車続々とピットイン。そのピットインで路面状況を踏まえ各車スリックタイヤに履き替えピットアウトしたが、#11は冷えたタイヤでスリップしコースアウトしてクラッシュ。コース脇でマシンが自力で動けなくなり、その直後に二度目のセーフティカーランとなった。その状況を見て上位陣も一気にピットに向かいスリックタイヤに交換。
レース再開後トップを走っていた#45はピットアウト後もトップを守っていたが、その背後には早めのピットインを済ます作戦で順位を上げていた#65 LEON PYRAMID AMGが接近。女性ドライバーである#45のワドゥーは海外GTレースでの実績も十分で、抜きにかかる#65の篠原を巧みに抑えていたが68周目の1コーナーで抜かれてしまい、15番手スタートからスタートした#65が見事トップに躍り出た。
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