「2024 SUPER GT 第6戦 SUGO GT 300km RACE」荒れたコンディションを制したDeloitte TOM’S GR Supraが14番手スタートから大逆転勝利を果たす!!
2024 AUTOBACS SUPER GT 第6戦「SUGO GT 30km RACE」の決勝レースが、9月22日にスポーツランドSUGO(1周3,586m×84周)で行われた。
第5戦のSUZUKAが台風10号の影響により12月に延期となり約1ヶ月半ぶりのレースとなった。第6戦の予選(9/21)も朝から生憎の雨模様が続き、午前中に開催されたフリー走行はハイドロプレーニング現象によるクラッシュが多発し、赤旗中断も度々発生した。さらに雨脚が強くなり、予選は危険と判断されキャンセルされてしまった。レギュレーションにより、午前の公式練習の各車ベストタイムをもってスターティンググリッド順が決定する事になった。 決勝当日も朝から前日同様雨が降り続いていたが、天候が回復する状況を踏まえ、スタート時刻を約1時間遅らせて午後2時過ぎにセーフティカー先導でスタートして、3周後の4周目でレースがスタートした。
その時点で予報通り雨は霧雨程度となっており路面はウェット。GT500は、15台全車がウェットタイヤを装着してスタートする。先頭を切った#38 KeePer CERUMO GR Supraはスタート直後からペースを上げて後続との差を広げに掛かった。その後方では4番手スタートの現段階でのポイントリーダーの#36 au TOM’S GR Supraが、先行する2台をパス。4周目に一旦は先行を許した#12 MARELLI IMPUL Zも5周目でパスして2番手に浮上する。その後、#36号車はトップを走る#38を猛追し、遂に16周目にトップに躍り出た。 一方、14番手からスタートした#37 Deloitte TOM’S GR Supraは水を得た魚の様にハイペースで追い上げ、13周目に10番手、17周目に7番手、22周目に6番手、24周目にはなんと4番手まで順位を上げてきた。その後26周目に入ったところでGT300同士の接触によるアクシデントで再びセーフティカーが導入された。
レースが32周目に再開となると、#37は先行車を抜き去り3番手まで浮上、37周目には#14とトップを走る#36を抜き去りついにトップに躍り出た。 トップを走る#37はリードを広げ快走を続ける。その後GT300車両がレインボーコーナーでコースを飛び出した42周目に即座に対応してピットイン。路面がほぼドライ路面となっているのを見てスリックタイヤに履き替え、ドライバーも笹原からジュリアーノ・アレジにチェンジして、実質トップのままコースイン。
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