【オークス馬体診断】ライトバック
「オークス・G1」(19日、東京) 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の吉田順一(栗東)、石堂道生(美浦)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~C評価しました。週末の予想にお役立てください。 【写真】牝馬クラシック第2弾を制するのは?オークス馬体診断 【ライトバック B】 桜花賞は後方から外を回して3着。まだ折り合いは完璧ではなく直線もフラフラしたが、強力2騎に迫った脚は評価。1週前追いは道中で力んだが、伸びやかさのある迫力十分のフォームは広い東京コースでこそより生きる。実戦でも攻めでも右手前を多く使う点から、左回りも向きそうだ。桜花賞時は後方からの撮影でかなり前が強かったが、今回は横から撮れていることもあり前後のバランスは緩和。それでも股部分のへこみを踏まえれば、まだ完成途上で伸びしろは多く残している。状態は上向き、条件も好転。距離は極端に折り合いを欠かなければやれそうだ。(馬サブロー栗東・吉田順一) 〈1週前追い切り診断〉栗東CWで6F82秒7-36秒7-11秒3(馬なり)をマークした。先行する僚馬がつくるゆったりとしたラップに力むシーンはなく、直線で外に持ち出すと馬なりで抜け出す素晴らしい瞬発力を披露。最後はサンライズガッツ(3歳未勝利)を4馬身半引き離してフィニッシュした。前回で大きく減っていた馬体もすっかり回復しており、今のテンションを維持できれば、距離延長もクリアできそうだ。