JP日本郵政G・廣中璃梨佳が今季初戦で復活の激走!4年ぶりV貢献し「ハッピーな誕生日になりました」/クイーンズ駅伝
◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) クイーンズ駅伝の総合順位、区間賞をチェック! クイーンズ駅伝が行われ、JP日本郵政グループが2時間13分54秒で4年ぶり4回目の優勝を飾った。 3区を務め、31分33秒の区間2位でそれを牽引した廣中璃梨佳は「チームとして勝ててうれしい」と笑顔が弾けた。 膝のケガで1月の都道府県対抗女子駅伝を棄権してから、一度もレースに出られなかった。前年のブダペスト世界選手権10000mで7位入賞を果たし、パリ五輪代表入りはほぼ間違いない位置にいたが、それもかなわなかった。 それでも、チームとしての大一番で見事に復調を示す。積水化学・佐藤早也伽から17秒差の2位でスタートすると、3kmで早くも追いつく。そして、5.6kmで突き放して単独トップに立った。 「後半はもう少しいきたかった」と、後方から追い上げた資生堂・五島莉乃に7.9kmで逆転を許し、いったんは10秒近い差をつけられたが、終盤巻き返して3秒差に。4区のカリバ・カロラインが独走態勢へ持ち込むお膳立てをした。 この日は24歳の誕生日。「ハッピーな誕生日になりました」と喜んだ廣中は、「これを個人の弾みにしたい」と言葉に力を込めた。
月陸編集部