「平和の礎」追加刻銘版を設置
QAB 琉球朝日放送
「慰霊の日」を前に2024年6月19日、糸満市の平和祈念公園内にある「平和の礎」に、新たに加わった戦没者181人の名前を刻んだ刻銘板が設置されました。 「平和の礎」には国籍や軍人・民間人を問わず沖縄戦などで亡くなった人々の名前が刻まれていて、2024年は那覇市や今帰仁村など県内出身者24人と、県外出身者157人のあわせて181人が追加刻銘されました。県外出身者の中には沖縄へ向かう途中でアメリカ軍に撃沈された旧日本軍の戦艦大和の乗組員などが含まれています。 知念夫婦「(名前)載っている?」「載っていた」「あった與那嶺マサ」「追加ですから初めて(名前を)みます」 戦没者遺族の知念安信さんは妻である友枝さんの母親・與那嶺マサさんが戦火から逃れた先の鹿児島の病院で亡くなりました。 20年前から追加刻銘の申請を行っていて2024年、母親の名前が刻銘板に刻まれました。 知念安信さんは「去年やっと(ことし)追加すると言われて今見て安心しました」と話しました。 今回の追加刻銘で平和の礎に刻まれた人の総数は24万2225人となりました。
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