【週末J1まとめ】町田が浦和に引き分けた中、広島がクラブ記録の7連勝で首位に浮上。札幌は3連勝で最下位からの脱出に成功|Jリーグ
【国内サッカー ニュース】明治安田J1リーグは8月31日から9月1日にかけて第29節が開催された。今節はサンフレッチェ広島がFC町田ゼルビアを抜いて首位に立ったほか、上位陣、残留争いでも動きがある週末となった。
今節はジュビロ磐田対横浜F・マリノスなど3試合が台風の影響で試合中止となった中、上位陣と残留争いで動きがあった。 首位の町田は、監督交代を決断した浦和レッズと対戦。試合は立ち上がりから拮抗した展開となった中、37分に大久保智明のFKから関根貴大に決められて先制点を許す苦しい展開に。それでも、49分にカウンターを発動。最後はクロスをオ・セフンが頭で合わせ、試合を振り出しに戻した。 後半はゲーム終盤に試合が動く。87分、大畑歩夢のクロスをチアゴ・サンタナがヘディングシュートで沈め、浦和が勝ち越しに成功したが、後半アディショナルタイムにエリキが同点ゴールを奪取。国立競技場で開催された試合は、両者が意地を見せて2-2でフィニッシュ。互いに勝ち点1を持ち帰る結果となった。 2位の広島はホームでFC東京との一戦に挑んだ中、序盤から好機を演出していくと、5分にペナルティーエリア内でボールを拾ったトルガイ・アルスランがシュートブロックしようとしたDFの股を通して先制点を奪うことに成功する。32分には波状攻撃を仕掛けていき、再びトルガイ・アルスランが決めて追加点を奪うと、後半に入り63分にもPKをトルガイ・アルスランが決めてハットトリックを達成。リードを3点に広げた。 ただ、ここからFC東京も反撃に出る。オープンな展開となる中で、79分に小柏剛、後半アディショナルタイムにはオウンゴールで得点を奪い1点差まで追いすがった。しかし、ここで試合は終了。広島がクラブ新記録となる7連勝を達成し、町田と勝ち点で並んだ中で、得失点差で上回った広島が首位に立っている。 また、残留争いでは最下位に沈んでいた北海道コンサドーレ札幌がホームで川崎フロンターレと対戦。試合は序盤から攻め合う展開となった中、スコアレスで迎えた71分、青木亮太が冷静に仕留め、札幌が先制点を奪うことに成功する。これで勢いに乗ると80分にも青木のクロスから鈴木武蔵が豪快ヘッドで追加点。リードを一気に広げてみせた。 その後、川崎Fの猛攻を耐え凌いだ札幌は3連勝を達成。湘南ベルマーレに敗れたサガン鳥栖を抜き、最下位からの脱出に成功している。 そのほか、東京ヴェルディは柏レイソルに競り勝ち連勝を記録。湘南は鳥栖との残留争い直接対決を制し、試合が中止となった18位・ジュビロ磐田との勝ち点差を「4」に広げた。上位につけるヴィッセル神戸はアビスパ福岡に2-0で勝利。首位との勝ち点差を「3」としている。 ■J1リーグ第29節 結果 町田 2-2 浦和 広島 3-2 FC東京 柏 2-3 東京V 磐田 中止 横浜FM 京都 中止 鹿島 C大阪 中止 G大阪 鳥栖 1-2 湘南 札幌 2-0 川崎F 福岡 0-2 神戸