今季無敗のシナーがストルフにブレーク許さず快勝

昨年末から続く連勝を17に伸ばしたヤニック・シナー（Photo by Getty Images）

現地3月10日、男子ツアー「BNPパリバ・オープン」（アメリカ・インディアンウェルズ／ATPマスターズ1000）シングルス3回戦が行われ、第3シードのヤニック・シナー（イタリア／世界ランク3位）は、第25シードのヤン・レナード・ストルフ（ドイツ／同25位）を6-3、6-4で下して4回戦へ。昨年から続く連勝を17に伸ばした。 【動画】シナーが17連勝! 4年連続のベスト16 マッチハイライト 昨季ツアー4勝を挙げた22歳のシナーは、今年1月に行われた全豪オープン決勝でダニール・メドベデフ（同4位）を2セットダウンから逆転で下しグランドスラム初優勝。さらに、続くATP500ロッテルダムでもタイトルを獲得し、昨年末の男子国別対抗戦デビスカップからマッチ15連勝を記録していた。 今大会でも初戦となった2回戦でタナシ・コキナキス（オーストラリア／同99位）に6-3、6-0で快勝。いまだ負けなしで、男子テニスにおいて今一番勢いに乗る選手である。 この日は、2023年に150位から自己最高の21位を記録し、ATPアワードのカムバック賞に選出されたストルフと対戦。パワーショットに押される場面こそあれど、ピンチを迎えても落ち着いた試合運びで3度あったブレークのピンチをすべてセーブ。ファーストサーブで83％、セカンドサーブで76％のポイント獲得率を残し、各セット1度ずつブレークして勝利をつかんだ。 2回戦終了後には、自身の連勝について「未来は予測できないけど、できるだけ長く続けたい」としており、この日の試合後も「自信を持ってプレーできているのは確か」とその手ごたえを口にした。 昨日はロレンツォ・ソネゴ（イタリア）と組んだダブルスで、カレン・カチャノフ／アンドレイ・ルブレフを撃破。現地11日にダブルス2回戦が行われ、単複での勝ち上がりが期待される。シングルス4回戦では、昨年2度対戦し1勝1敗の第16シード、ベン・シェルトン（アメリカ／同16位）と対戦する。