LINE Pay台湾が上場、時価総額1600億円に--2021年から毎年黒字を維持
LINE Pay台湾が12月5日に台湾証券取引所へ上場した。公開価格は1株あたり508台湾ドル(約2348円)で、初日の取引終了時には509台湾ドル(約2353円)となり、わずかに初値を上回った。時価総額は346億台湾ドル(約1600億円)に達し、海外でLINEサービスを展開する関連企業として初めての株式公開となった。 LINE Pay台湾は2015年8月に台湾でモバイル決済サービスを始動して以降、利用者数や対応店舗を拡大し続けている。2024年9月時点で登録ユーザー数は1270万人超となり、台湾人口の半分以上をカバーしている。飲食店や商業施設、交通機関などを含め57万を超える場所で利用でき、すでに2021年以降は毎年黒字を維持している。こうした実績から、現地では大規模な決済インフラとして定着しているという。 今回の上場で、同社は単なる決済サービス事業者にとどまらず、積み重ねてきた決済関連データを生かして、国際的な決済マーケティング基盤へ進化することを目指すとしている。