<リオ五輪速報>女子バレー、日本がカメルーン戦で大会初勝利!
リオ五輪の女子バレー、グループリーグAの第2戦、日本対カメルーンが8日、現地で行われ、日本はセットカウント3-0のストレートで今大会初勝利、勝利ポイント「3」を獲得した。韓国戦で不調だった木村のサーブが復活、劣勢だった第2セットは、途中起用したセッターの田代、ピンチサーバー、迫田の活躍などで逆転。ベンチの采配が冴え、未知の怖さをもっていた初対戦のカメルーンを下した。グループリーグは、6か国中、上位4か国が決勝トーナメントに進出できるため、最低2勝がノルマ。10日(日本時間11日)に行われる次戦は、金メダルに照準を定めているホームのブラジル戦だ。 五輪初出場のカメルーンはアフリカ王者だが、グループリーグの6か国で一番の格下チーム。過去、日本との対戦成績はないが、絶対に落とせない試合に、日本はセッターに宮下、オポジットに長岡、ウイングスパイカー(パスヒッター)に木村、石井、ミドルブロッカーに荒木、島村、リベロに佐藤と、初戦の韓国戦と同じ先発メンバーで臨んだ。 序盤は一進一退だったが、カメルーンの高さと、サーブに崩され、日本のお株を奪われるような粘り強い守りに苦しめられる。木村のサーブから4連続ポイントでペースをつかみかけたが、ラリーを失い、18-18の同点に追いつかれた。だが、木村のスパイク、カメルーンのミスで、先に20点に乗せると長岡がブロック。韓国戦で不調だった木村が打ち抜くなど25-20で第1セットを奪った。 第2セットは、3連続失点からのスタート。高いブロックで圧倒され、そのボールをつなぐことができない。3-7のスコアでタイムアウトを取るが、勢いをとめられず、真鍋監督はセッターの田代を投入した。我慢の時間帯が続くが、田代の多彩なトスワークでジワジワと反撃。この日、サーブの光っている木村が崩して12-12の同点に追いついた。ピンチサーバーで入った迫田の攻めのサーブから、7連続ポイントを奪い、7点差をつけて主導権を握った。25-15の逆転勝利で、その流れをもったまま第3セットへ。続けてコートに立った“司令塔”の田代のトスがカメルーンを揺さぶる。このセットもまた迫田のサーブで4連続ポイントを獲得するなど、終始、日本のペースで進め、25-17で試合終了。日本は2試合目に待望の初勝利を挙げた。