【ジャパンC】武豊「並の馬じゃ最後まで保たない」ドウデュースまた異次元の末脚さく裂
◇G1・ジャパンカップ(2024年11月24日 東京芝2400メートル) 国内外の強豪が集った「ジャパンカップ」は、武豊が騎乗した1番人気ドウデュース(牡5=友道)が制し、G1通算5勝目を挙げた。 前半1000メートルが62秒2という超スローペースの中、武豊とドウデュースはいつも通り後方から。直線でGoサインが出ると一気にライバルを飲み込んだ。 上がり3Fは32秒7。32秒5をマークした前走の天皇賞・秋と同様、異次元の末脚を披露した。 【武豊と一問一答】 ――今の気持ち 「めちゃくちゃうれしい。ドウデュースの走りができて本当に良かった」 ――スタート前の雰囲気は 「彼はいつも通り落ち着いて、とても状態が良かった。自信を持って乗ろうと思った」 ――レースは思い描いた通りか 「思った以上にペースが遅くて、決していい流れではなかった。折り合いに苦労した」 ――3コーナーから進出 「全然、ペースが上がらなかったので馬が本当に走りたがっていた。ある程度いかせたらものすごく勢いついて、あっという間に先頭に立ったしまってちょっと心配したけど、そこから保つのがドウデュース」 ――勝利を確信したのは 「最後まで分からなかった。並の馬じゃ最後まで保たない展開だった。それでも最後まで押さえ込める。乗っていて凄いなと思った」 ――ディープ産駒も出走する中、ハーツクライ産駒で勝った 「そこは特に意識はないけど、競馬のおもしろいところかなと思う」 ――あらためてドウデュースの強さは 「前走といい今日といい、凄い末脚を持った馬。なかなかこういう馬はいない。いい馬に出合えた」 ――後は暮れの大一番 「馬が無事なら有馬記念が引退レースになると思う。最後、いい形で締めくくりたい」 ――ジャパンカップ5勝目。ジャパンカップと言えば武さん、武さんと言えばジャパンカップ 「そんなことは誰も思っていないと思うけど。1番人気だったし、海外からも凄い馬が来てくれて勝ちたい気持ちが強かった。期待に応えられてうれしいし、ドウデュースは凄い馬だとあらためて思った」