韓国東海深海ガス石油開発事業のボーリング船が作業海域に到着…弾劾の嵐の中今週最初の掘削
東海(日本名・日本海)深海のガス・石油開発プロジェクトのボーリング作業を担当するボーリング船「ウェストカペラ号」が16日夜、釜山(プサン)外港からボーリング場所である浦項(ポハン)海域に移動した。 資源開発業界によると、ウェストカペラ号は前日夜に停泊中の釜山外港を離れこの日午前9時ごろ浦項東側にある「シロナガスクジラ」と呼ばれる有望構造のボーリング予定海域に到着した。 この有望構造は東海第8鉱区と第6-1鉱区北部にわたり東西方向に長く形成されている。直線距離で最も近い都市である浦項から東に50キロメートル以内にあるという。 ウェストカペラ号は現場海域で作業準備を終え、早ければ19日に初の探査ボーリングに向けた掘削作業を本格的に始める計画だ。 シードリル社所属のドリルシップのウェストカペラ号は長さ228メートル、幅42メートル、高さ19メートル規模で、最大ボーリング深度は1万1430メートルに達する。 韓国石油公社は海水面下1キロメートル以上の深さの大陸棚海底までボーリング孔を掘って岩石試料を確保し、この現場に石油・ガス埋蔵を判断する計画だ。 産業通商資源部と石油公社はドリル作業を通じて試料を確保するのに2カ月ほどかかると予想する。その後試料分析などまで経て来年上半期には初の探査ボーリング結果が出ると予想する。 当初韓国政府と石油公社は1回の探査ボーリングの成功確率が20%とみて、今後数年にわたり最小5回の探査ボーリングが必要とみている。 だが大統領弾劾政局を迎えた中で事業が始まり、今回のボーリングで明確な可能性がみられなければ追加事業の動力が弱まる可能性が大きいとの見方もある。