華の銀座〝天空〟酒米収穫 デパートで限定販売へ
白鶴酒造は30日、東京・銀座のビル屋上で育てた酒造好適米の収穫を行った。取れた米で酒を仕込み、「白鶴銀座天空農園の酒」として銀座のデパートで限定販売する。 銀座のビル群に囲まれた〝天空農園〟 同社は2007年から、東京支社屋上で栽培を開始。地上約30メートル、広さ110平方メートルの屋上水田では自社で開発した品種「白鶴錦」を約1700株栽培する。 当日は社員らが手作業で収穫した。今年は一部の田んぼで生育不良が発生。同社の山田亜由美さん(46)は「今年はこれまでで一番苦労した年。収穫の喜びはひとしお」と笑顔を見せた。
日本農業新聞