マイクロストラテジー、時価総額でアメリカの上場企業トップ100に入る
ビットコイン(BTC)開発企業を自称するマイクロストラテジー(MicroStrategy)が、時価総額でアメリカの上場企業トップ100に食い込み、現在97位につけている。 11月19日の取引では、株価が12%上昇して1株400ドルまで値上がりし、取引終了間際には430ドルとなったことで、同社は29ランク上昇した。この素晴らしい業績は、ビットコインが9万4000ドルを超える史上最高値を更新した時期と重なった。 マイクロストラテジーは2024年の話題の銘柄の1つであり、年初来で500%以上上昇している。ビットコインも同じ期間で100%以上上昇している。 最も印象的なデータでは、マイクロストラテジーが2020年8月に財務資産としてビットコインを採用したばかりにもかかわらず、約5年間でエヌビディア(NVIDIA)を上回るパフォーマンスを達成したことだ。マイクロストラテジーは2739%上昇しているのに対し、エヌビディアは2688%の上昇にとどまっている。 11月18日時点でマイクロストラテジーは33万1200ビットコインを保有しており、現在の価値は300億ドル(約4兆6500億円、1ドル=155円換算)を超える。 ビットコインを扱う上場企業としては最大規模の同社に、新たな動きが続いている。11月18日、マイクロストラテジーはゼロクーポン債による17億5000万ドル(約2712億5000万円)の転換社債型新株予約権付社債を発表した。この新株予約権付社債は2029年12月1日に満期を迎えるが、条件に従って早期に買い戻しまたは償還が可能だ。無担保であり、定期的な利息は発生しない。 この転換社債が応募超過となった場合、発行額が2億5000万ドル(約387億5000万円)増額され、総額20億ドル(約3100億円)となる。 20日の市場前取引では、マイクロストラテジーの株価は3%以上上昇していた。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:CoinDesk/Danny Nelson|原文:MicroStrategy Breaks Into the Top 100 U.S. Public Companies by Market Cap
CoinDesk Japan 編集部