「食えないじゃねーかw」“世界一薄切りのスイカ”の正体にツッコミも…食品サンプルで“しおり”を作った狙いを聞いた
ジューシーに見えるのに食べられないスイカが、X(旧Twitter)で話題になっている。 【画像】シズル感がすごい!チャーシューのしおりもおいしそう(※食べられません) 「世界一薄切りのスイカだぞ!!」というコメントとともに5月22日に投稿されたのは1本の動画。冒頭では、三角にカットされたおいしそうなスイカを手に持っているように見える。 しかし実はこれ、食品サンプル製造メーカーの株式会社いわさき(@IWASAKI_SAMPLE)が販売している“スイカのしおり”なのだ。 担当者によると、素材は軟質塩ビで、厚さが約1mmのため、曲げられる程度のかたさとのこと。 動画ではこの後、先ほどのスイカはしおりが何枚も重なっていたものだと判明。本物よりみずみずしく感じる見た目なのに、指でペラペラとめくれることに混乱してしまいそうだ。 表面はスイカの断面を再現しているため少しざらざら、種の部分はぷっくりしていて、裏面はプリントのみの仕上げなのでつるつるしているという。 ユーザーからは「食えないじゃねーかw」「寝起きに見たら迷うことなく口に入れそうな自信があります」「テカり方がヤバくて、本に挟むの躊躇しそうw」などのコメントが寄せられ、1万1000件を超える「いいね」がついている(5月28日現在)。
「ぼちぼち…」から全商品が完売に!
今回話題になったスイカのしおりは、いわさきが「超リアル!おもしろしおり」シリーズとして展開する商品の一つ。2023年4月に「鮭切り身」「特上肉」「ベーコン」の3種類が発売された。 そして2023年8月に「スイカ」、2024年3月に「チャーシュー」、2024年5月22日に「キュウリ」「キウイ」が登場し、現在は7種類のラインナップとなった。 どれも本物そっくりの再現度だが、オンラインショップでの売り上げはぼちぼちだったという。Xの投稿で、新たに注目を集めることになったというが、反響はどれほどなのだろうか。いわさきの担当者に聞いた。 ――スイカのしおりがXで話題になったことをどう思う? とてもありがたく、うれしく思います。オンラインショップでは商品画像のみのご紹介なのですが、実際に触った感じが動画で見られると、イメージがつきやすい・面白さが伝わりやすいのだなと感じました。 ――「超リアル!おもしろしおり」シリーズはどれくらい人気? イベントで実際にお手にとっていただいたときの反応はよいのですが、オンラインショップの商品画像では良さが伝わりづらいようで、オンラインショップ上での売上は、ぼちぼち…、といった感じでした。 今回(5月20日)、「チャーシューしおり」の動画をXへポストしたところ、シズル感が伝わったようで投稿が拡散され、「チャーシューしおり」以外のしおりにもご注目をいただけて、ありがたいことに全商品完売という状態になっております。 「スイカしおり」についても、爆発的に人気があったというわけではなく、今回、SNSで話題になるまでの一番人気は「鮭切り身しおり」でした。