2026W杯でブレイクする若手は誰だ ザイール・エメリ、ヨロ、ギッテンス、バルドグジら楽しみな逸材たち
フランスとオランダは最終ラインがさらに豪華に?
4.ジェイミー・バイノー・ギッテンス(イングランド/FW/19歳) ムココと同じドルトムントで奮闘するギッテンスはどうだろうか。まだイングランド代表デビューは果たしていないが、左サイドから仕掛ける姿勢には魅力がある。 今大会のイングランドはジャック・グリーリッシュをメンバーから外し、左ウイングはフィル・フォーデンとジュード・ベリンガムで回す形となっていた。しかしこれは明らかに失敗で、マーカス・ラッシュフォードも評価を落とした現在は左ウイングが固まっていない。2年後へ左ウイングの戦いはオープンとなるはずで、ギッテンスのように個人の力で仕掛けられる選手は魅力的だ。 5.レニー・ヨロ(フランス/DF/18歳) リールで主力として活躍するヨロには複数のビッグクラブが注目しており、今夏にも動く可能性がある。ラファエル・ヴァランと比較されるなどポテンシャルは抜群で、この2年でもっと有名な存在になるのは間違いない。 フランスのセンターバックは今大会もウィリアム・サリバ、ダヨ・ウパメカノが固め、控えにもイブラヒマ・コナテがいるなど、人員には全く困っていない。その争いにヨロも参戦することになり、フランスのセンターバックはさらに豪華なものとなる。世界が羨むポジション争いだ。 6.ヨレル・ハト(オランダ代表/DF/18歳) フランスと同じく、オランダも最終ラインの人員には困っていない。しかし、アヤックスで育つハトへの期待は大きく、昨年に早くもA代表デビューを飾っている。左のセンターバックとサイドバックを担当できるレフティーである点も強みで、ネイサン・アケやファン・デ・フェンに戦いを挑むことになる。 2年後のワールドカップでスタメンを奪取するのは難しいかもしれないが、ハトもメンバー候補には入ってくるはずだ。 最近は10代からトップクラブでプレイする者が増えており、このあたりは新時代を感じさせる。ここに名前がない若手がワールドカップで大ブレイクを果たす可能性も十分にあるはずで、新時代の主役候補が続々と出てくることに期待だ。
構成/ザ・ワールド編集部